ラムネ【Fischer's】~Episode2~

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シ「しかしまあ子どもいるってどう説明したらいいんだろうな」






ン「堂々としてればいいんだよ





俺らのこととか、評判とか考えなくていいからさ






諒太のためにもちゃんと言うべきだと思うよ」






ンダホくんの言う通りだった。






それが出来れば最善策なのはわかっていた。






けれど、メンバーのことを考えずにはいられない諒にとっては苦渋の決断だと思った。






ザ「俺らはあくまで友達の延長線上でYouTubeやってんだから






もしそれで批判とかされてYouTubeから居なくなろうが






友達は友達のままなんだからそれでいいんじゃないの？」






ザカオくんのその一言でぱっと雰囲気が変わる。






ダ「そーだな、普通に会社行けばいいだけの話だからな」






モ「ぺけたんは歌だけでYouTube残れるね」






ン「じゃあ俺は大食いで残ろうかな」






シルクは何か吹っ切れたかのように、ふっと笑って






シ「お前はただ太ってるだけだろ」






とつっこんだ。






こんなにいい友達に恵まれている諒を羨ましく思った。






こんなにいい人達に背中を押されていることに誇りを持てた。







シ「…じゃあ明日事務所行くな」






ぺ「行くなら全員で行こうよ」






ン「賛成」






シ「…お前ら…」






モ「シルクが感動で泣いちゃう」






ダ「いっそのこと泣かせようぜ」






シ「泣かねえよ、ばか」






そう言う彼の目には微かに涙が溜まっていて






友情っていいな、と思うのだった。

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