ラムネ【Fischer's】~Episode2~

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モ「あーあ、親子3人して泣いちゃって」





マ「諒太くん泣き顔シルクそっくり」





シ「うるせえな、泣いてねえよ」





り「えーよ！」





シ「ほら、諒太も泣いてねえって。な？」





り「な！」





諒太がいて良かったと思った。





幸せで涙が出そうで





ぐっと涙をこらえた。





ぺ「良かったね、Aちゃん」





あ「うん…ありがとうね、ぺけたん」





ぺ「んーん」





諒太のお陰で雰囲気が和んだところで





ン「シルク、もういいんじゃない？Aちゃんに言っても」






とンダホくんが切り出した。






あ「なんの話？」






シ「そうだな。みんな座ってくれ」






私達は諒に従い座る。






り「だほー」





諒から離れてンダホくんの所に行きお腹をポンポンと叩く諒太。






ン「諒太は一緒に遊ぼうなー」






マ「俺の部屋使っていいよ」






ン「じゃあ借りる」






そう言ってンダホくんと諒太はマサイくんの部屋に向かった。






一気に静かになる部屋。






シ「俺、Aのためにしてたことがあんだよ」






あ「何？」






シ「金5000万くらい貯めて家買ってやろうと思って






まだ全然届かねえんだけどな」






そう照れくさそうに笑うあなた。






あ「もしかして…やらなきゃいけなかった事って？」






シ「YouTubeもだけど、それも」






モ「シルク節約生活しすぎて倒れたことあるんだよ」






シ「お前馬鹿、それ言うなよ」






馬鹿だなあ、私は






こんなにいい人の事を熱愛報道なんかで少し信じれなくなったり






こんなにいい人に会いに行くことを躊躇したり






あ「…諒にね、みんなにね、見せたいものがあるの」






私はカバンの中からアルバムとBlu-rayディスクを取り出した。






シ「これからみんな揃うからちょうどいいな」






モ「ンダホ呼んでくるね」






みんなに見せられなかった諒太の成長を見せてあげたい、そう思った。

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