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海での撮影以降





私は毎日のようにTwitterやGoogleで




【シルクロード 彼女】




とエゴサをしている。




世間に知られたら、終わるかもしれない関係。




今までそんなことはほとんど気にしなかったけれど





カメラマンとして仕事をさせてもらってる以上





意識せざるを得なかった。





いつものようにエゴサをしていると





着信があった。





「もしもし?」





「もしもし、俺」





「うん、どうしたの?」





「今から俺の家来れるか?」





「うん、行けるよ」





「じゃあ待ってる」





「うん、すぐ行くね」





電話を切り急いで着替え、メイクを済ます。





一応相棒のカメラを持って家を出る。





電車に乗り込み彼の家へと向かう。





20分ほど電車に揺られた後





駅から彼の家まで歩いた。





インターホンを押す。





「鍵空いてるから」





私はドアノブを引き家に入る。





「お邪魔します」





「待ってた」





そこにはメンバーは一人もおらず、諒がただ一人いて





私の胸は不安のせいで高鳴った。





「撮影?」





震えそうな声で聞いた。





「違う」





返ってきた言葉はますます私の胸を締め付ける。





「じゃあなに?」






「今日は特になにもねえから






お前とゆっくりしてえなと思って」






その一言を聞くと安心して涙が出てきた。






「え、どうした?」






立ち尽くしただ泣く私を心配して頭を撫でてくれる諒。






「諒のせい」





鼻をすすりながら答える。





「え、俺?」





「うん」





「どうした?」





「振られると思ってた…」





そう言うと諒は





「馬鹿かよ」





と優しく頭を撫でた後





「お前みたいな最高の彼女絶対離さねえよ」





と苦しいくらいに私を抱きしめた。

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設定タグ:Fischer's , シルクロード , フィッシャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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花梨 - 楽しみにしてます!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: e6157cc2f4 (このIDを非表示/違反報告)
橘雫(プロフ) - 花梨さん» ありがとうございます!色々と修正してもっとキュンキュンして頂けるような小説にしていきますので、お楽しみに! (2018年10月6日 22時) (レス) id: 1c9cad39f6 (このIDを非表示/違反報告)
花梨 - 最高すぎです!文才が神すぎです。終始きゅんきゅんでした。こういう感じのガンガン書いてください!めっちゃよみます!フィッシャーズ最高!!! (2018年10月2日 21時) (レス) id: e4eb9fe5a5 (このIDを非表示/違反報告)
橘雫(プロフ) - 書き直しを始めました。急ピッチで進めているため、誤字等あるかもしれません。その場合はご指定いただけると嬉しいです。 (2018年9月25日 15時) (レス) id: 1c9cad39f6 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - すごいですね!最初からこういうのにしようって考えてたんですね!?素晴らしい!! (2018年1月1日 22時) (レス) id: 2870e13e2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橘雫 | 作成日時:2017年4月17日 19時

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