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ン「いいなー俺もAちゃんと付き合うー」
マサイくんの家のキッチンを借りて料理をしているとリビングからそんな会話が聞こえてきた。
あ「じゃあ私ンダホくんと付き合うー」
こういうノリには乗っていくのが私の性である。
シ「お前らな!」
諒が嫉妬するなんて珍しい。可愛いところもあるんだなと惚れ直した。
シ「ンダホのばかー」
リビングでは諒が本田くんのお腹を叩いている。
ン「痛いよー」
いくら酔っているとはいえ本田くんが可哀想だと思った。
あ「本田くん、お腹減ってるみたいだから焼きうどん作ったよ」
ン「やったー!ありがとう!」
お詫びに本田くんの分は大盛りにしておこう。
モ「ごはん運びに来た」
あ「ありがとう」
相変わらず一番気が利くのはモトキくんであることが可笑しかった。
シ「…俺も手伝う」
モトキくんと仲睦まじくしていたのが気に入らなかったのか、キッチンに来る彼。
あ「ありがとう」
シ「ねー!なんで俺には冷たいの?」
いつものように冷たく返せば、やたらと絡んでくる。正直めんどくさいけれど可愛いとも思った。
ン「おいしそう!いただきます!」
そんなこちらの事情など御構い無しに凄まじい速さで食べ進める本田くん。正直彼は不服そうだ。
マ「うま!」
モ「おいしい!」
マサイくんとモトキくんもおいしそうに食べてくれて嬉しい。ぺけたんは…酔い潰れてるからぺけたんの分はンダホくんに食べてもらおう。そんなことを考えメンバーを見ていると、
シ「俺も食べる。いただきます」
と少し不機嫌そうな顔をしながらも諒は目の前に出された焼うどんに手をつけた。
マ「あ、人参星型だ」
モ「ほんとだ!」
ン「え、俺気付かないで食べちゃった!」
そんな会話を聞き必死に人参を探す諒。
シ「あ!あった!」
見つけた彼にそっと耳打ちをした。私達だけの秘密。
あ「諒だけ特別だからみんなには内緒」
彼は満面の笑みでハート型の人参を頬張った。
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花梨 - 楽しみにしてます!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: e6157cc2f4 (このIDを非表示/違反報告)
橘雫(プロフ) - 花梨さん» ありがとうございます!色々と修正してもっとキュンキュンして頂けるような小説にしていきますので、お楽しみに! (2018年10月6日 22時) (レス) id: 1c9cad39f6 (このIDを非表示/違反報告)
花梨 - 最高すぎです!文才が神すぎです。終始きゅんきゅんでした。こういう感じのガンガン書いてください!めっちゃよみます!フィッシャーズ最高!!! (2018年10月2日 21時) (レス) id: e4eb9fe5a5 (このIDを非表示/違反報告)
橘雫(プロフ) - 書き直しを始めました。急ピッチで進めているため、誤字等あるかもしれません。その場合はご指定いただけると嬉しいです。 (2018年9月25日 15時) (レス) id: 1c9cad39f6 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - すごいですね!最初からこういうのにしようって考えてたんですね!?素晴らしい!! (2018年1月1日 22時) (レス) id: 2870e13e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:橘雫 | 作成日時:2017年4月17日 19時