【STPR】すとろべりーに演じて【男装】

16話 ページ17

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「もう、乱暴なんだからころちゃんもさとみくんも」


「「お前が言うか！？」」



るぅとくんの発言に反論する2人。

るぅとくん今なにか変なこと言ったかな...？



「...てかさ、お前ら2人は何してたん？」


『コーヒー買おうと思って、でもコーヒー押しても出てこなくて...るぅとくんが助けてくれたんだ』


「ンフフッ」


『るぅとくん！？まだ笑ってる！？』



何がツボったのかコーヒーと言うだけで笑うるぅとくん。



「え〜なんか分かんないけどめっちゃ仲良くなってんじゃん！何！？」


「何ってなんですか！寧ろ前後席なのに仲良くなってないんですか？」


「は！？おま....はぁ！？」


「お前...やってんなぁ！？」



煽るるぅとくんと煽られるころんくんとさとみくん。

このクラスの人達よく言い合いしてるなぁ...仲良いんだろうな。



『まあまあ喧嘩してないで早く座ろう！席どこ取ってたんだっけ』


「ん、こっち」


「そういえばさとみくん、なんでプレート2個も持ってるんですか？いつもそんなに食べてたっけ」


「俺そんな食わねぇよ、これはAの分」


『え！？あれ、なんで？』


「Aくん弱そうだし。あんな列入ったら潰れそうだからさ！取っといたよ！」


「俺と同じやつにしたけど食える？」


『2人とも...！』



なんと私の分も注文してくれていた2人。
今日会ったばかりなのにどうしてこんなに優しくしてくれるの...！

弱そうって聞こえた気がするけど。



『ありがとう！全然食べれるよ、ごめんねさとみくん、運ばせちゃって...』


「ん。全然重くねえから」



片手に持ったプレートを差し出すさとみくん。
プレートを受け取り席に座る。



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「るぅとくん居た！！！も〜、スマホ見てよ！」


「あ、莉犬...ごめん忘れてた...！」



席に座ると遠くから赤色の耳が走ってきた。
...皆特徴的だけど莉犬くんはすぐに分かるなぁ。



「莉犬くんじゃん、るぅとくんに置いてかれたの？」


「そうだよ！職員室寄るって言ってたから職員室行ったら居ないし連絡しても返信こないし〜！！」


「ごめんって莉犬〜」


「莉犬は何してたんだよ」


「間に合わなかったから板書してたんだよ、そしたら日直のなーくんとジェルくんが爆速で黒板消すし...周りの子に見せてもらってたらこんな遅くなっちゃったんだよ...」



莉犬くん、ここに来るまで中々大変な思いをしていた...



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