14話 ページ15
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手を引かれるがままに2人について行くこと数分、ただ今食堂に着きました。
さっき案内してくれた時とは比べ物にならないほど生徒でいっぱいだ、席もあまり空いていない。
...注文の列が凄いことになっている。私今からここに並ぶの?踏み潰されないかな?
「何にすっかなぁ、やっぱ肉だな肉」
「僕バナナ!!!」
『バナナ!?』
「A決まった?」
バナナをスルーされた気がするけど...
決まった?と聞くさとみくん。おそらく決まったら並ぼうという意味なんだろうな...
もう一度列を見る。
さっきよりも混んできたし、何なら争奪戦が始まっていて列にすらなっていない。
流石にこの中に飛び出す勇気がない...
『う、うーん、まだもう少し悩むかなぁ。2人とも決まったなら先並んでて!』
「おー...でもお前注文の仕方分かんの?」
『大丈夫、なんとなくわかるよ!』
「本当?僕のバナナいる?」
「ころん、言い方。...まぁ大丈夫ならいいけど。じゃあ行ってくるわ」
2人は心配しながら注文の列(列にはなっていない)に飛び込む。
人混みの中からオラオラァ!!!退けやァ!!!と先程まで一緒にいた2人の声がよく聞こえた...
『...うん、飲み物でも買ってこようかな!』
2人の奮闘は見なかったことにし、自動販売機に行くことにした。
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『あれ、何これ出てこない...』
自販機のコーヒーを押したが出てこない。
お金も入れたし売り切れにもなってない...
あれ?もしかして詰んでる....?
『どうしよ....』
「缶コーヒーじゃなくて、コップに注ぐやつだよ」
後ろから声をかけられると同時に声の人物は自販機に手を伸ばす。
押しても出てこなかったコーヒーは自販機の端にドリッパーが埋め込まれていたようで、コップに注がれる。
「はい、できましたよ」
『るぅとくん...!』
思わず自販機の仕組みに感心してボーっとしていたが、慌てて後ろに誰がいるのか確認すると、カップを差し出してくれたのはるぅとくんだった。
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そう(プロフ) - あ、あと一票で100票はいる... (2021年12月23日 16時) (レス) id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
まめ。 - お、面白いです…!男装ってめっちゃ刺さるんですよ!面白いです!応援してます!これからどうなるんでしょうか…!?更新楽しみに待ってます! (2021年5月28日 19時) (レス) id: c2bd66bf63 (このIDを非表示/違反報告)
Violet - 読ませていただいています、どうもVioletです。突然ですがこの作品最高過ぎませんかwww男装女子ってところがすっごくいいです!すとぷりメンバーの嫉妬とか可愛いですwww…私素晴らしい作品発掘したなwww!これからも更新無理せず頑張ってください! (2021年4月6日 17時) (レス) id: 873704ca1a (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。(プロフ) - コメント失礼します!夢主ちゃん危なかったねーこっちまで焦ったよー?作者さん!更新応援してまーす!失礼しました! (2021年4月4日 14時) (レス) id: da7d26c245 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - ヨゾラ。@空色さん» ヨゾラ。さんありがとうございます...!ころちゃんが気づいた時の反応が気になりますね笑 是非これからの展開にご期待ください...! (2021年4月4日 11時) (レス) id: b8182772ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ | 作成日時:2021年3月15日 11時