第二百八十八話 ページ8
〜カナside〜
木下「学園長先生、五年生の方が二人少ないのですが、不利ではないでしょうか。」
そうだな、五年生はあたしら六年生に比べて二人少ない。という事は、あたしは抜けられるんじゃないか…?
学園長「ふむ、確かにな。それでは、五年生チームにはヘムヘムを入れることにしよう。それと、もう一人は…うむ。ヘムヘムと…ヘムヘムと…えぇい!五年生は一人足りない状態で戦いなさい!」
この人、考えるの面倒くさくなって諦めたな…
山田「が、学園長先生。いくらなんでもそれは…せめてウチのカナを五年生の方に入れるとか。」
氷上「お父上、それはあたしが嫌です。六年生のあたしとしては、先輩としてこいつらの味方に付いてやりたいですが、今回ばっかりは勝負なので、五年生に負けたくないです。(フイッ」
山田「はぁ、勝手なんだから…」
出ることが強制的に決まってしまった以上、いつもなら味方についてやろうとは思うが、今回は真逆だ。六年生としての意地とプライドを見せつけるという感じだろうか…
最初はあんなに嫌がっていたあたしだが、火をつけられたのなら、そうすぐに燃え上がった炎は消えない。
学園長「そうじゃろそうじゃろ。山田先生と土井先生には、審判をやってもらおう。」
土井「仕方ありません…」
山田「言い出したら聞かないんだから…」
結局学園長先生に先生二人が折れた。まぁ、言い出したら聞かないのはあたしのことも含まれてるだろうな。
学園長「それでは六年生対五年生の宝探し対決、決まりじゃ!」
六年生「フン!」
五年生「ぅ…」
.
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2023年10月2日 1時