第二百九十二話 ページ12
〜カナside〜
あれから、あたし達四人は兵太夫と三治郎の部屋に着いた。誰かがいる気配はするし、とりあえずこのままにするか。それに、まだあいつら五年生は到着していないからな。
鉢屋「ぬぁ!?」
潮江「お前たち遅いじゃないか。」
お前が言える立場じゃないぞ、文次郎。お前たちが喧嘩していたらこいつらより遅かったかもしれないのに、何を言ってるんだ…
鉢屋「先輩方、どうしてここが?」
立花「乱太郎たちが、このカラクリ部屋に潜むことは、普段の行動を考えれば予測が着く。」
食満「ヘムヘムに頼らなくてもなぁ。」
五年生「クッ…」
五年生が、あたし達が早くいて驚くのも無理ない。あたしと仙蔵が同じグループになったんだ。頭脳派と武道派よりの頭脳派なんだから。
竹谷「それにしては、先輩方もまだ、乱太郎たちを捕まえていないようですけどー?」
八左ヱ門が留三郎が挑発したのに乗った。
氷上「待ってたんだよ、お前らをな。」
潮江「あぁ。ヘムヘムがいるのに、遅れを取ったお前たちを説教する方が先だからなぁ。」
食満「それに、始まってすぐに勝負が着いてしまっても良いのかなぁ?」
立花「それではお前たちが、可哀想だろう。」
あたしたちは、次々に挑発を重ねていく。さて、どう出る?
鉢屋「可哀想?」
尾浜「僕たちが?」
久々知「ですか?」
ニヤリ ←左の口角を上げた音
思った様にいい反応をしてくれる。イラついてんな、こいつら。こりゃ乱闘になるか?まぁいい。あたしの得意武器の流星錘は懐にいつも入ってる。
潮江「とにかく待っていてやったんだ。」
食満「面白い勝負にしてくれよ?」
立花「気配は床下だ。行くぞ!」
どこから開けるんだ?何も無いし…すると、仙蔵は床を叩いた。そしたら開いた。これ、こういう仕組みになってるのか…
わかってる仙蔵もすごいな。流石、兵太夫の所属している委員会直属の先輩と言ったところか。
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作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2023年10月2日 1時