マネージャー始めました。【稲荷崎】 (ページ22)

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侑side

なんて声をかければええかわからんかった。

それはサムや角名、銀も一緒やったみたいで、

ただ長い沈黙が続くだけ。

その沈黙を破ったのはAちゃんやった。

あ「皆さんは怖くないんですか？
信じてたって裏切られる。なら最初から信じない方がいい。傷つかないから。」

そう言ったAちゃんは凄く悲しそうな顔をしとった。

『じゃあなんでそんな顔しとるん？
信じたくないって言うAちゃんの顔は凄く悲しそうやで。』

あ(ぼたぼた)

あ、あかん泣かせてもうた。

角「うわ、侑泣かせた。」

『ちゃ、ちゃうねん！』

治「俺、侑のこと信頼とらんで」

は？いきなりなに言うとんねん。

治「人の言うこと聞いてへんし、貸したもん返さんし、嘘つくし。
信頼しとらんで。」

え、なんで俺disられとるん？

治「でも別に要らんやろ。
ボールは来るって知っとるからな」

あ「ふは、めっちゃ侑さんのことdisるじゃないですか。
でも、いいですね、そういうの。なんか、カッコいい、〝双子〟って感じで」

角「まぁこういう奴もいるけどさ、少なくとも俺らのことは信頼しても大丈夫だよ。
俺ら、Aちゃんがきてから練習しやすくなったし、2軍、3軍の皆んなも感謝してる。
俺らはマネージャーのこと信頼してるよ。
最初は不安かもしれないけど信頼してみてよ。」

あ「ありがとうございます。」

そう言ったAちゃんの顔は今度は凄く安心したような顔やった

銀「侑、俺ら空気やない？」
『それな』

途中から俺ら空気になったんやけど、

まぁ今回は許したる！