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「Aのクラスの現文、ゆうぴーになったんだっけ？」
「……うん」
その日の放課後。
いつもの駅までの帰り道。
いつも通り車道側を歩く橋本くんが、いま一番聞きたくない人の名前を出した。
「あのさ、…仲……いいの？」
「え？」
「いや、ごめん。えっと、その…そんな話聞いて、それで…」
「ううん！違う！ただ一方的に絡まれてるだけ!!」
「そっか」
その言葉にもう一度大きく頷けば、それと同時に心臓が大きく波打つ。
「ん？」
見とれるくらいの綺麗な顔で微笑まれて、ドキッとしたけど、この胸の音の理由はそれだけじゃない。
とん、と触れた小指。
今日もまた何事もなく二人の時間は終ってしまう。
そう思っていたのに。
「どうかした？」
「いや、あの、えっと」
ぶつかった小指は絡め取られて、指と指が絡むように繋がれた右手。
突然のことに驚いてしどろもどろになる私と、いつもと変わらない橋本くん。
「ちっちゃいね、Aの手。それに細いから握ったら折れちゃいそう」
繋がったままの手が、目の高さまで上げられる。
「そんなことないよ？」
「力加減気を付けないとね(笑)」
初めて繋いだ手。
ゴツゴツ骨っぽいところはやっぱり男の子の手で私とはまるで違う。
「手汗かいてたらごめんね」
「俺汗っかきだから(笑)」って橋本くんが笑った。
その言葉に、ふるふると首を横に振る。
……あぁ、うるさい。
ドキドキうるさい心臓の音が指先から橋本くんに伝わってしまわないように、私は平然を装うだけで精一杯だった。
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riyona(プロフ) - chiiさん» コメントありがとうございます！！オチはまだ決めていません。というのも優斗くんも涼くんも素敵で、決められないんです(>_<)更新はゆっくりですが、どんな結末を迎えるのか最後までお付き合いいただけるとうれしいです(*>ω<*)よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年8月5日 19時) (
レス) id: 5a9baba37b (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 王道ってことは優斗くんオチなんですよね…？涼くんが優しくていい彼氏すぎて、このまま幸せになって欲しい〜！って思っちゃいます（；＿；）このお話ほんとに好きで毎日更新楽しみにしてます！ (2018年8月2日 21時) (レス) id: 5119b8387b (このIDを非表示/違反報告)
りと。(プロフ) - riyonaさん» 返信ありがとうございます！！まさか読んでいただけていたなんて...！本当にずっと大好きな作者さんに読んでいただけるなんて嬉しすぎます！ありがとうございます！！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 472c64059e (このIDを非表示/違反報告)
riyona(プロフ) - りと。さん» 感想ありがとうございます♪優斗先生ちょっぴりチャラいですが…(笑)これから王道な展開が続きます。糖度の高いお話になると思うのでお付き合いいただけると嬉しいです。そして実は私りと。さんのお話を読ませて頂いていたので、今回コメントを頂けて嬉しかったです！ (2018年7月16日 12時) (レス) id: 5a9baba37b (このIDを非表示/違反報告)
りと。(プロフ) - いつも素敵な作品をありがとうございます。りゅりゅさんのお話、毎回楽しみにしています。先生優斗、とってもカッコいいです。。これから涼くんと優斗との三角関係がどうなって行くのか、楽しみにしています！ (2018年7月13日 22時) (レス) id: 828bff7cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅりゅ
| 作者ホームページ：https://twitter.com/ryuryu_movie?s=09
作成日時：2018年7月5日 10時
