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時間の感覚をどこかに置いてきてしまったのかと思う位、あっという間に過ぎる毎日。
気が付けば着信履歴は“巧巳さん”の名前で一杯になって、彼からの着信履歴なんてもう残ってない。
それが寂しいと感じてしまう自分がまだ私の中に確かに存在してる。
どんなに毎日があっという間に過ぎても、ココロの奥深くに根付いていた想いは消えたと思ってもふとした瞬間に思い出して、胸を痛いほど締め付けた。
・・・・・バカみたい。
だって、私と潤さんは何も始まってなかったじゃない。
恋人でもない、ただの“飲み友達”。
それだけだったのに、想っていたのは私だけなのに。
ただの片想いだったのに、何も始まってなかったのに。
……傷つくことなんて何もないのに。
「顔色悪いけど、大丈夫？」
カレと歩いて行くと決めたのに……
『大丈夫です。心配かけてすみません』
どうして私の中からいなくなってくれないの？
早く、早く、いなくなってよ・・・
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作者名：riyona
| 作成日時：2014年3月22日 19時
