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突然の攻撃 ページ7

「ねぇキルア、このゲームのルールどうだった?」
「んー?まだまだ未知数ってとこだな。自由度が高くて……ん?」

ゴンとキルアが会話をしている途中で、遠くから何かがものすごい勢いで飛んできている……。

その"何か"は轟音と共に地面に落ちてきた。

「人……。」
「何かの念……?A、下がってろ。」

キルアは一気に警戒し私はキルアの背後に押し退けられた。

「キミ達、ゲームははじめてだろ?ん?」

落ちてきたガラの悪い体だけはでかいおじさんは私達に笑顔で問いかける。
見た目の悪い笑顔だ。

「さて、どうかな。本を持ってるって事は、あんたもプレイヤーだね。」

キルアは強気で答えた。初心者だと悟られないためだろうか……。おじさんは相変わらずニヤニヤ(?)というかにまにま……?……とにかく!気味悪い笑顔を浮かべたまま、ピコピコと本をタッチして操作している。

「へぇ、キルアくんとゴンくんとAちゃんかあ。」

「…!なんで名前がわかったの?」
「さあて何でかなあ。」

ゴンの問いに意地悪く答えないおじさん。
とりあえず本を操作していたところを見ると、少なくとも念能力などではないだろう……。恐らくさっき飛んできたのも……。本当多分だけど。

おじさんはまた本を操作し始めた。しばらくして顎に手を当て何かを考え始める。

「今のうちに動きを封じておいた方がいいんじゃない……?」
「バカか……!下手に近寄ったら何されるか分かんねぇだろ……!」

コソコソと私達が会話をしていると突然おじさんが叫び始めた。その手には1枚のカードが握られている。

「トレースオン!!キルアを攻撃!!!」

……攻撃?
おじさんが叫び終えるとカードは光の玉となり、キルアの方へ猛スピードで飛んでいき始めた。

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作者名:碧色 | 作成日時:2016年11月28日 20時

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