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あぁ、うん ページ20

「そんなのはじめからわかっているのよ。」

ゴン達の戦いを見て思った事をエリィに伝えると鼻で笑われた。
悲しい。

「だからこそ明日からは練と操作系の練習or強化系の練習+スピードをつける訓練を行おうと思っていたのだわ。」

「スピード?パワーじゃなくて?」

「……いい?スピードとパワー、どちらが戦いに置いて重要かと聴かれたら私はスピードと答えるのだわ。どんなに強いパンチでもスピードがあればかわせるし、スピードが相手より速ければ速い程攻撃できる隙も多くなるのよ。それに本来パワーとスピードはかけ算しあうものなのだわ。パワー×スピード=威力って具合にね。故に、パワーよりまずはスピードを鍛えるべきなのだわ。」

「……へーえ」

「わかっていないようなのよ。まあいいのだわ。スピードの訓練開始なのよ。」

「でもエリィ、スピードってどうやって上げるの?感覚なんかじゃどうしようもないような気がする。」

「そうね、だからこそこれからの3ヶ月は休みなく訓練する必要があるのよ。スピードやぱわーを上げるのに必要なものは"慣れ"、それだけなのよ。経験とも言える……それを付けるためにこれからはずっとエリィとお前でハイスピードバトルを続けるのだわ。」

「へーぇ」

結局何も理解出来ないまま、エリィとのバトルもとい訓練が始まった。

________

あれから、3ヶ月ほど経っただろうか。最初はゆっくりだったバトルのスピードも徐々に上げられていき、私がついていけなくなる度に30分休息→再開を繰り返していた。

もちろん睡眠時間も与えられていた。(健康的に6時間)
けれど私のようなつい最近まで凡人だった人間にはとても過酷な日々であったことに変わりはないわけだけど……。

現在私とエリィ、ビスケとゴン、キルアはお互いに並び向かい合っている。

試合開始→←命懸け



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作者名:碧色 | 作成日時:2016年11月28日 20時

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