真似事試験 ページ2
それにしても、私みたいな特殊な能力を身につけていない特質系が試験に受かるには何をすればいいのだろうか。
今の私のできることといえば、真似事くらい……。
真似事?そうか!そうだね……真似事!!
私ってば名案をおもいついてしまった。
「んじゃ、先行くぜ。」
そう言いキルアは席から立ち指定された部屋に入っていった。
「キルアの次は、オレがいくね!」
ゴンが元気に言う。私は最後なのね……。
_________
とうとう私の番が来たけど……その前にゴンの試験の時にすごい破壊音が聴こえてきたのが気になる。
私は指定された部屋に入り、プロハンターのツェゲズェラさん……?呼びにくいからオッチャンでいいか。
オッチャンと向かい合った。
「ねぇ、試験の前にひとつ聞いていい?」
「なんだ?」
「あの壁に空いてる穴って……。」
そう、私が入った部屋の壁には大きな穴が空いていた。
「あぁ、さっきの少年があけたものだ……。恐ろしい子だよ。それでは君の錬を見せてもらおうか。」
「じゃあ、あなたの鍛錬の成果を見せて。私はそれを真似るから。」
「ほぅ……いいだろう。では……」
オッチャンはかがみこみ、掛け声と共に飛び上がった。
でもオッチャンは落ちてこない……つまり浮いている。
「オーラを足の裏に集中して浮き上がる……なるほど、ねぇ、どれくらい飛べたら合格?」
「そうだな……7m、君が飛んでここの天井に手がつくほどの高さ。それくらい飛べれば文句ナシだ。」
「わかったよ、よーし……」
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作者名:碧色 | 作成日時:2016年11月28日 20時