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rbr「まぁ、その案は一回置いといて、Aさんはどうする？解決したいか、話を聞いてもらうだけで満足か」
sha「あ、それもそうか」
四人の視線が私に集中する。期待を孕んだその眼差しが、肌にチクチクと突き刺さる。断りずらい雰囲気…だが、せっかくここまで親身になって解決策を提示してくれたのだ。自分では思いつかなかったであろう意見も取り入れてみるのは、案外いいことかもしれない。
『…解決したいです。私やります、ギャルゲー！』
rbr「ほんまに言ってる！？」
ut「ならやるしかねぇよなぁ！！」
ゲラゲラと耳をつんざくような大声で笑うコネシマさんに、嬉しそうにガッツポーズをするシャオロン。ロボロさんは意外とでもいいたげな様子で笑っているが、私も自分の下した選択に驚いているところだ。
この悩み解消したい、という思いとは別に、放課後の時間が少しでも楽しくなるかもしれないという淡い期待を抱いているのは、私だけの秘密だ。
普段はHRが終わると同時に帰り支度をして直帰するか、誰かに呼び止められて当て馬女としての役目を果たすかのどちらかだった。たまに部活動がないからと一緒に帰っていた友人も、彼氏ができたことで私が一緒に帰る回数も減ってしまっていた。
この同好会の人たちはみんな個性豊かで、彼らの交わすやり取りも面白い。決してその空間に入れて欲しいという気持ちはないが、少しでもこの憂鬱な放課後が楽しくなればという気持ちは、紛れもない私の本音。
sha「よし！じゃあ今からAさんは同好会のメンバーやね！」
kn「やっと定員満たしたし、これでちょっとくらい実績提出の期間伸ばしてもらえるやろ」
『そういえばこの同好会って、どんな活動してるんですか？今まで一回も聞いたことないんですけど…』
ふと思い出したように彼らに問いかけると、四人は顔を見合わせてどこか誇らしげに口を揃えた。
「なんもしとらんね！」
『…え？』
どうやら私の悩みが解消するのは、随分と遠い話になりそうです。
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どどまる(プロフ) - ゆずごろもさん» 細かな点に気づいていただけて嬉しいです！今作もよろしくお願い致します！ (1月25日 23時) (
レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 箱の湯さん» 前作から…！ありがとうございます！今後も不憫な夢主ちゃんとの掛け合いをお楽しみいただけるよう、精進して参ります！ (1月25日 23時) (レス) id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずごろも(プロフ) - 口癖が完璧すぎて最早LOVEでふ (1月25日 22時) (レス) @page9 id: b79b00a0df (このIDを非表示/違反報告)
箱の湯(プロフ) - 前作を読んで影で密かに応援していたものです…！通知が来たことを確認して、今作品を拝読させて頂いたのですが…。夢主ちゃんのポジションが、不憫な学生の女の子という設定がとても好みで非常に美味しかったです…！！d!メンバーさんたちも同学年なのがいいですね…！ (1月25日 22時) (レス) @page8 id: 23839ce7d7 (このIDを非表示/違反報告)
どどまる(プロフ) - 田中さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…！今作も是非お楽しみください！ (1月25日 12時) (レス) @page4 id: 4c8d7d9c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどまる | 作成日時：2024年1月24日 21時
