おい誰かこの爆弾魔止めろ！！【d！】

爆弾 7 ページ7

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ペ神の許可を得て、城内を歩いていると、正面から土汚れの着いた部下達が歩いてくる






yu｢Aさん！！おかえりなさい！！｣




『ただいま。今日って確か訓練午前中だけだったか？』



兵士｢はい！！｣




『久々に親睦会するか。第2演習場借りといたから呼び掛けよろしく』





親睦会とは、私が個人的に開催している。主に特攻部隊に所属している者、爆弾が好きな人が参加する。



確か前回は、訓練とか称して模擬戦争(笑)やったら施設半壊して皆で一生懸命バレないように直したんだっけ。あの時の団結力はエグかった





さて、療養中何も出来なかったストレスが溜まっているのでアニマルセラピーでも行こうかな。周りに幹部が居ないことを確認してから廊下の窓を開けて、下にある木に向かって飛び降りる





ガサガサと大きな音を立てて木の中に突っ込み、太めの枝に足を引っ掛ける。宙吊りの状態で一拍置いたあと、いい感じに地面に着地する






『ふーん、プロ結果!!』




何処ぞのクリーパーカーさんみたいに怪我した状態で直に着地なんて出来ないんでね。ガハハ





綺麗に整備された庭園を抜け、飼育小屋に入る。すると真っ先に寄ってくるのは狼のイフリート





『おうおう、可愛ええのう。ｱｯ、噛まんといて下さい』





イフリートはなぜだか知らんが私の腕や足を甘噛み()してくる。噛んでる最中に頭を撫でると指も狙ってくる。何がしたいんだコノヤロウ。私は餌じゃないぞ




適当に腰を下ろすと小動物が寄ってくる。めっちゃもふもふで可愛いんだけどね、うん……この動物たち、遠慮というものを知らない



可愛いお姫様みたいにウフフなんて言ってる暇がない






『トン、私はサンドバッグじゃないから体当たりするのやめてや、可愛いけど！

ちょ、うさちゃん。可愛いんだけど肩に乗ろうとしないで、落とした時が怖い

あ、ひよこちゃんも構って欲しいのは分かるけど、手をつつかれるの地味に痛いからやめておくれ』





極めつけは外道丸が前足の蹄を頭の上に優しく乗せてくる。顔を見れば慈愛に満ちた目をしている()からなんとも言えない気持ちになる




『クッソ、私だってプリンセス(笑)なんだぞ！！』





一応それっぽい服着とけばそれっぽくなるんだからな！！幹部舐めんなよ！！



そんな気持ちを込めて声を出せば、小屋の外から笑い声が聞こえる

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