ダンス部、入部します。3【雪男】 (ページ3)

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岩本side

「うんわっ！美味しい〜！！…これは、幸せすぎるっ！」

無事にカフェに到着し、自分が頼んだパンケーキを頬張るA。…めちゃめちゃ幸せそうな顔してるな。

その顔を見たら頬が緩んだ。

てか、勢いよく食べすぎて頬っぺに生クリーム付いちゃってるし。

岩「A、頬っぺたのところ。クリームついてる。」

そう伝え、彼女にティッシュを渡す。

『え、クリーム？どこです？』

岩「もうちょい右。」

『みぎ？』

岩「もうちょい下。」

『した…？』

…〜っ笑

ダメだ。全然取れてない。

ずっと頭の上にはてなマークを作って頑張っているAを見てたらおかしくなってきちゃった笑

岩「全然取れてない笑。貸して？」

ティッシュを受け取り、綺麗にクリームを取っていく。

岩「はい、これでおっけー。」

『照先輩、ありがとうございます！
手のかかる後輩でごめんなさい…？』

岩「可愛いからいいよ。」

『かっ、かわいい？！』

ちょっと顔を赤らめるAを見ていると、

後ろから聞き馴染みのある声が……

1.2.3.4.5.6.7…、8人。

「今の俺だったら絶対指でクリーム取ってあげてそのまま舐めちゃうわ〜」

「照はそういうところ真面目だからな〜」

「今のAの写真撮りたかったわぁ。
絶好のシャッターチャンス逃してもうた!」

「え、今の撮れてないの?!」

「俺スマホで撮った。」

「ナイスすぎる。」

「後で送って。」

「…みんなさ、隠れる気ある?」

全員集合かよ。

ほんと、あいつらって、、、

A親衛隊。