経験者って言ってたじゃん！！！ ページ12
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いよいよ、待ちに待った決勝戦。
お相手は、シードのお2人。
目｢これで決勝戦？｣
深｢やっと俺の出番って訳か…！｣
渡｢満を持してだからな！｣
佐｢やっぱ、シードの役割果たしてもらわないと！｣
『まぁ、私達も負ける気は無いんで。』
向｢この勝負に勝って、Aと初代卓球ダブルス王になるんや！！！｣
『もうこっちは絆を育んできてるんです！』
向｢そうや！そうや！｣
目｢サーブってじゃんけん？｣
向｢俺らの話聞いとった？！｣
目｢え？なに？｣
向｢だから、Aと俺は予選、準決勝と絆を育んで…｣
深｢サーブこっちからでいいのー？｣
向｢聞けや！｣
『サーブはジャンケンでお願いします。』
向｢Aまでも俺を無視するん？！｣
阿｢康二、ここ3人全員B型。｣
向｢B型の取り扱い難しすぎん？｣
『最初はぐー』
深｢ジャンケンぽい！｣
私 ✊🏻 ✌🏻ふっかさん
『サーブ権はもらいましたよ、康二先輩。』
向｢え？！いつの間に？
まぁ、ありがとうな！｣
『じゃあ、私のサーブをお見舞いします。
轟け、ゴールデンサクマ！』
深｢ふっ、甘い。｣
今までサーブをとられなかった私のサーブを打ち返したふっかさん。
『え、え、ふっかさん上手い！』
あまりの衝撃で…
打ち返すのを忘れました。
向｢うわ！ごめん！俺、衝撃すぎて打ち返せへんかったわ。｣
『…康二先輩。
経験者って言ってたじゃん！！！！』
向｢いや、経験者なんやで？せやけど、ふっかさんが返せるって思ってなかったんやもん。｣
『それ、失格です。
レッドカード！』
向｢くっ…。俺も、、ここまでか。｣
阿｢え、ごめん。寸劇やってるところ申し訳無いんだけどさ、
技名になんか佐久間いた？｣
佐｢いや、違うよ阿部ちゃん。
ゴールデンサクマだから。｣
『“ゴールデンサクマ”じゃなくて、“ゴールデンコージ”にすれば良かったのか…！』
岩｢うん、そこじゃないと思う。｣
その後も順調に決勝戦を進めていき…
勝ったのは、
深｢よっしゃぁぁぁぁあ！
見たか！俺の実力！｣
『…めめ先輩の力ありきじゃん。』
向｢せやで、めめがおったからやん！｣
深｢でも、勝ちは勝ちなんだよ！！！｣
『大人気ない。』
向｢A、こういう先輩にだけはならんとこうな。｣
『共感です。』
深｢俺勝ったんだよね？喜んでいいんだよね？｣
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作者名：愛舞 | 作成日時：2024年2月1日 19時
