ダンス部、入部します。3【雪男】 (ページ2)

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岩本side

今日は体育祭の時にAと約束したカフェに行く日。

まぁ、楽しみすぎてよく眠れず…

岩「、、流石にこれは早すぎだよな…。」

Aと約束した時間は11時。

チラッと自分のスマホで時間を見ると、時計が指している時刻は10時。

岩「楽しみすぎて1時間前に来るって…乙女か、俺は、、。」

Aが来るであろう時間はあと1時間後あるけど、あいつ迷子になりそうだし待ってた方がいいよな。

ということで、待つか。

待ち時間はダンスの構成のこと、今日行くカフェのこととか考えてたらあっという間、、、

岩「…全然あっという間じゃねーよ。
まだ30分じゃん。」

スマホを見たら、10時半。

岩「あと、30分ね。」

まだまだ時間があるなと思っていると…

「…あれ、照先輩ですか…？」

岩「え、A？」

後ろから声をかけられ振り返ると、そこにはAの姿があった。

『お待たせしましたっ！…って早すぎません？！』

岩「…楽しみだったから。早く来ちゃった。」

『照先輩ってギャップの鬼ですよね。』

岩「なにそれ、分かんないんだけど笑」

ギャップの鬼ってなに？笑

急に佐久間みたいなこというじゃん。

『ちょっとはやいですけど、…行きます？』

岩「そうだな。」

『じゃあ着いてきてくださいね！』

と、意気揚々に歩き出したA。

…てか、店逆方向だし。

あいつ絶対場所知らないよな笑

岩「A！そっちじゃなくてこっち！」

俺がそう言うと、とぼとぼと俺の隣に歩いてくる。

なんか、小動物みたいで可愛いな。

『…照先輩、案内よろしくお願いします。』

岩「はいよ笑。こっちね？」