ブラスタ (ページ2)

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焼き肉屋（吉野）ページ2

吉野「えっと･･･家はどこらへん？」
しずる「アクセサリー店の近く」
吉野「そこでお願いします」

明らかに頭が痛そうで、若干、涙目になっているしずる。
しずる「･･･ごめんね。飲み会だったんでしょ？」
と顔あげた彼女は弱った顔で言ってきた。
僕は困ってる人を見ると放っておけないみたい。

吉野「気にしないで、今日は一緒にいるから、ゆっくり休みな」
しずる「･･･ごめんね、けど大丈夫なの？」
吉野「なんか、放っておけない」
しずる「･･･人が良すぎない？」

青白い顔で微笑む顔は、とても可愛かった。

しずる「私はしずる」
と教えてくれた。
それに続いて僕も
吉野「僕は吉野」
と自己紹介をした。
すると、しずるが、僕の名前を
しずる「いい名前だね」
と褒めてくれた。

疲れてしまったのか、しずるは僕の肩に頭を乗せた。

タクシー「着きましたよ」
吉野「ありがとうございます。しずる、立てる？」
しずる「うん。ありがとう。」

しずるの肩を支え家に入る。部屋はとても綺麗に片付けられて、意外な一面を見れた。