同期と私。

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オフィスに入ると部署発表の紙が貼られていた

｢えっと名字、名字、、あった！｣
どうやら人数が少ない部署らしい

同期は重岡大毅、さんだけ

緊張しながら自分の部署のところに向かう

｢お！名字ってお前やったんか！｣
入った瞬間に聞き覚えのある声が聞こえた

まさか、ね

｢俺重岡大毅！これから同期としてよろしくな！しげって呼んでや！｣
手を掴まれて上下に激しく振られる

デジャヴ〜ものすごくデジャヴ〜〜

｢よろしく、重岡｣
硬い表情で返す

｢え？しげ呼びは？え？？｣
ギャーギャーうるさい重岡を放っておいて周りを見回すと、高そうなスーツを着たイケメン発見

この会社イケメン多くない？

｢Aちゃんよろしく、中間淳太って言います。一応課長やで｣
と優しく微笑まれた

｢中間課長、、よろしくお願いします｣

｢あ〜そんな課長とか呼ばんでええよ、淳太とか中間とかテキトーに呼んでや｣

さすがに呼び捨ては無理なので中間さんと呼ばせてもらおう

｢じゃあ中間さんで、｣
｢おう、頑張ろうな！じゃあみんなのこと紹介するわ｣

この部署にはあと3人
ちょっとぽっちゃりな桐山照史先輩
対照的に痩せ型な濱田崇裕先輩

あと桐山先輩、濱田先輩と同期の中村美帆先輩
女の人は私と美帆先輩の2人だけらしい

みんないい人でよかった
ここなら頑張れそう

そう思っていると
｢なあ〜名字！デスクどっちがいい？選んでええねんて！淳太が言ってた！｣

訂正、重岡以外いい人

｢デスク云々の前になんであんた淳太呼びなの！｣
｢だって言ってたやん淳太でもいいって〜｣

呆れて物も言えない

｢デスク、好きな方選んで。どうせ隣なのは変わんないんだから｣
｢お！じゃあ俺右！だって右利きやもん｣

意味のわかんない理屈で右を選んだ重岡の左側に座りため息をつく

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