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その日の夜、私は相談があると言って初めて自分から重岡を飲みに誘った

「珍しいなあ名字から誘ってくるなんて」

袖をまくりネクタイを緩めた完全オフモードの重岡が言う

「で?相談ってなんなん?」
「実はさ、私、中間さんのこと好きになっちゃった」

ずっとカッコイイ人だなって憧れはあったけどさっきので確信に変わった

こんな仕事の出来ない後輩に対しても優しくしてくれる中間さんが好きだ

「、、、は?淳太?」
「そう。やっぱ重岡には言っとこうかなーって」

照れながらそう言うと、重岡が硬い表情で言った




「アカン、淳太だけは絶対にアカンって。諦めろ」

ショックだった
重岡なら、唯一の同期なら、応援してくれると思ったのに

「なんでそんなこと言うの、、?確かに望みはないかもしれないけど好きでいるのは勝手でしょ?」

「なんでもなんもないわ!淳太だけはやめとけ」

「もういいよ!重岡がそんなやつだと思わなかった。最低」

これで私の分払っといて、と数枚の1000円札を机の上に置いて立ち上がる

「ちょ、待てって名字、、っ」
「バイバイ」




店を出て数歩歩くと涙が溢れた

「、、っ、重岡と初めての喧嘩だなあ、、」

どうしようもない悲しさと一緒に帰路につく

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イツキ(プロフ) - red_westさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!これからもゆっくりではありますが更新していく予定なのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 1518d6627b (このIDを非表示/違反報告)
red_west(プロフ) - はじめまして。読みはじめたばかりなのですが、しげちゃんらしさがリアルでどんどん引き込まれて読ませてもらっています!楽しみにしていますので、引き続き頑張ってくださいね♪♪ (2019年11月25日 19時) (レス) id: c79c2def81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イツキ | 作成日時:2019年11月17日 9時

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