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目を開けると知らない天井だった

あ、、そっか、今ホテルにいるんだっけ



重い頭を起こすと

「起きた?」

と重岡が声をかけてくる



重岡?なんでいるの?



「へ、、」
「なんなんその顔、もしかして倒れたの覚えてない?」

上手く働かない頭をフル回転させて記憶を辿ると夕食後のことを思い出した

そうだ謝んなきゃ
「しげおかっ、、ごめん、ね、」

久々に出した声は想像より遥かに弱々しかった


ていうか今何時?プレゼン間に合う?

「んっ、いまなんじ?」

「まだ日付変わったばっかくらいやから時間の心配は大丈夫。それとお前は謝んな。俺が悪かったわ」


そんなことないよ
私の自己管理が甘かったせいだから

言いたいのに、言葉にしたいのに、何故か上手に話せずもどかしい時間が過ぎる

重岡はそんな私の肩に手を置いて

「お前の考えてる事はだいたい分かるから焦ってしゃべらんでええ。後で元気になったら全部聞いてやるから」

と言った



そしてなんでもないように

荷物漁って鍵探すんもアレやったからここ俺の部屋やけどええよな?
病人1人にすんの心配やねん

なんて



ずるすぎるよ
私のせいで重岡の負担が増えたのに優しすぎるってば

胸がきゅっと苦しくなった

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イツキ(プロフ) - red_westさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!これからもゆっくりではありますが更新していく予定なのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 1518d6627b (このIDを非表示/違反報告)
red_west(プロフ) - はじめまして。読みはじめたばかりなのですが、しげちゃんらしさがリアルでどんどん引き込まれて読ませてもらっています!楽しみにしていますので、引き続き頑張ってくださいね♪♪ (2019年11月25日 19時) (レス) id: c79c2def81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イツキ | 作成日時:2019年11月17日 9時

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