続き ページ39
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shaside
結局、何もそれから起こらなかったし、かといってゾムから避けられているという感覚も、自分が避けてしまうこともなかった。
本当に「何もなかった」みたいに、何も変わらなくてそれが寧ろ怖い。
あんな意味深なこと、あんま言わへんくせに。
自分ばっかりあの時の事を考えてしまっているのかもしれない、とも思ったがもし彼の言うように僕と彼が「似ている」ならば同じように気にしているのかもしれない。
「って、どうすればええんやろう。」
ぼそり、と誰もいない場所で呟いた。
「んん…。」
なんだか気疲れていて手を重ねて伸びをすれば、後ろの扉ががちゃりと開く音がして振り返る。
そこには、先ほどまで考えていた張本人であるゾムがいた。
あまりにもタイミングが良く驚いたが、それを悟られまいと表情を変えず彼の方を見たまま、少し笑みを浮かべる。
「なんや、ゾムか。」
そういえば彼はむっとした表情を返し、俺の隣へと座った。
「なんやとはなんや！いや、シャオロンの声が聞こえたからからさあ。」
げ、さっきの独り言聞こえてたん？
一瞬冷や汗が流れたが、よくよく考えてみれば「どうすればええかな」と零しただけで特に詳しいことは何も言ってないのだから適当に誤魔化せることに気づいてひっそり胸をなでおろした。
「それに…ちょっと気づいた事があって、シャオロン言っときたくてな。」
ゾムはフードの紐をその角ばった細い指でいじりだす。
そして、少しだけ視線を下に動かし、俺から体を反らした。
「シャオロンって明るいやん？」
「…う、ん？」
何を言われるのかと、僅かな時間であらゆる想定をしていた脳だったが大きく外れた彼の言葉に曖昧な返事を返す。
「でな、あの…。」
少し言葉を濁し、一息ついてから「色々考えてん。」と付け加えた。
「こんなん死んでも言うの恥ずいって思ってたんやけど。最近シャオロンと一緒にいると謎に気ぃ使うし、感情がよく分からんくて、『どうすればええか分からん』かったんや。」
…やっぱり聞かれてたやん。
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スイコン - 私もsha受け大好きです!小説かけるのが凄すぎるのであこがれます(*´ω｀*)これからも更新待ってます! (3月9日 9時) (
レス) id: 101a9efed5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - みんな大好き保存箱さん» わ、同志の方ですか…？そうなんです…好きすぎて辛い…。お話のシチュ、僕の性癖なんで同じ性癖ですね！← sha総受けですね？久しぶりに総受け書くので不安ですが、了解しました！ (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - ただの人さん» そうなんですよ…！二人共可愛いというイメージがあったので、そこから抜け出せなかったです…！喜んでいただけて良かったです！！ (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
みんな大好き保存箱 - （ut×shoいいですよね…お話のシチュめちゃくちゃいいし………）………リクエストよろしいですか？……sho総受けが少なすぎて地底を這いつくばっているんです。 (2023年1月31日 21時) (レス) id: fe795c33ba (このIDを非表示/違反報告)
ただの人(プロフ) - リクエストの方ありがとうございました…🥹いやマジでやっぱショッピくんもだいせんせーも可愛いですよね…うつしょぴの供給ありがとうございます…ごめんなさい、しばらくサイトを開いてなかったので更新に気付けず…こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2023年1月14日 17時) (レス) @page22 id: 28d0277656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちあ | 作成日時：2022年9月19日 18時
