続き ページ4
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utside
「あの子とシャオちゃんは別やで?」
本当は、別どころじゃない。全く、全く違う。
だけれど、これで言うのが精一杯だった。
彼に触れたくて、寝起きなのにも関わらずサラサラな髪を撫でる。
「せ、せやな。ちょ、急いで準備せえへんといけないわ。あと10分もすれば出れるから、玄関の前で待っててくれへん?」
慌てて彼がそういうのと同時に、俺も手を髪から離した。
…玄関の前でもいいけれど、折角ならばシャオちゃんとできるだけ居たい。
そう思って、「…んーっと、リビングで待っててもええ?」と聞けば、彼は了承してくれた。
シャオちゃんが慌ただしく部屋を行き来するのをみつつ、俺は魔インを開いた。
もちろん、送り先は例の「彼女」。
“なんかシャオちゃんに聞いたら、好きな子いたみたいなんよな。…ごめん、無理かもしれない”
最後に残った良心が打たせてくれなかったこの一文を、俺は彼女に送ってすぐに携帯を閉じた。
こんなことをやってる俺でも、彼は許してくれるのだろうか?
「だいせんせ、準備できたよ。いこ。」
そう言って、彼は俺に手を差し出した。
それが、まるで許してくれる、と言っているかのようで、思わず目を見開いてしまう。
…まあ、これは許してくれなくても良いから…「これ」だけは許して?
差し伸べられた彼の手を俺はとって、指を絡めてそのまま繋いだ。
「…あ。」
小さく、彼の声が聞こえる。
その一瞬、彼の頬が色づいたような気がした。彼は、別にそれを拒まない。寧ろ、その細い指で、俺の手を握り返してくれる。
…ああ、だから僕は君の傍に居たいんだと。
彼の瞳に、今だけでも僕が映っていてほしいと、そう願いながら。
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僕の解釈↓
sha視点:sha→→→→←(?)ut
ut視点:ut→→→→→→→←(?)sha
現実:ut→→→→→←←←←←sha
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スイコン - 私もsha受け大好きです!小説かけるのが凄すぎるのであこがれます(*´ω`*)これからも更新待ってます! (3月9日 9時) (レス) id: 101a9efed5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - みんな大好き保存箱さん» わ、同志の方ですか…?そうなんです…好きすぎて辛い…。お話のシチュ、僕の性癖なんで同じ性癖ですね!← sha総受けですね?久しぶりに総受け書くので不安ですが、了解しました! (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - ただの人さん» そうなんですよ…!二人共可愛いというイメージがあったので、そこから抜け出せなかったです…!喜んでいただけて良かったです!! (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
みんな大好き保存箱 - (ut×shoいいですよね…お話のシチュめちゃくちゃいいし………)………リクエストよろしいですか?……sho総受けが少なすぎて地底を這いつくばっているんです。 (2023年1月31日 21時) (レス) id: fe795c33ba (このIDを非表示/違反報告)
ただの人(プロフ) - リクエストの方ありがとうございました…🥹いやマジでやっぱショッピくんもだいせんせーも可愛いですよね…うつしょぴの供給ありがとうございます…ごめんなさい、しばらくサイトを開いてなかったので更新に気付けず…こんな素敵なお話ありがとうございました! (2023年1月14日 17時) (レス) @page22 id: 28d0277656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーちあ | 作成日時:2022年9月19日 18時