続き ページ19
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utside
「おーい、兄さん起きて下さーい。」
その声と、揺すられる感覚に目が覚める。
ゆっくりと目を開ければ、そこには見慣れた家。辺りの住宅は真っ暗で、どうやらもう真夜中らしかった。
「あえ、うちの家の前やん。」
「そうっすよ。はぁ…兄さん重くて大変だったんですから。…チーノは途中で大先生を捨てて帰ったので後でボコしていいと思います。」
寝ぼけ眼でもチーノが俺を放っていく図が鮮明に浮かんで、思わず笑みを溢した。
「せやな、あいつ後でボコしたろ。いやー、ショッピ君ありがとうな。」
「まあでもそろそろ俺も大先生のこと見捨てようと思ってたんで。」
「それは思ってても言わんといてくれ…。」
ふらふらする頭を抱えながら、俺は内ポケットに入れていた家の鍵を取り出す。
鍵穴に差し込もうとした瞬間、思ったより手に力が入っていなかったのか俺は鍵を落としてしまった。
カラン、と冷たい床に金属の音が響く。
うぉっと、やべまだ酔ってたか…。拾わな。
そう俺が手をのばすより先に、俺より幾分か細い手が、ひょいとそれを拾い上げた。
「はい、兄さん。」
「おお、ありがとう。」
はぁ、これだから酔っ払いは、なーんていいながら結局鍵をあけ、俺を中へ連れて行ってくれる。
これこそ出来る後輩や。おい、見てるかチーノ。
俺を見捨てて、うきうきしながら帰ったであろうあいつに、心の中でそう文句を言った。
部屋の中は、いつも通り汚い俺の家。
愛用している煙草の匂いと、今朝床に放った洗濯物や洗えていない食器類なんかが見えて、明日の自分に全部任せようと即決した。
まあ、シッマの家よりは煙草の匂いはマシやろ。
許してくれショッピ君。
「ショッピ君、すまんな、今度も何か奢るわ。」
ようやく少し歩けるようにもなってきて、俺は自力で靴を脱いで家に上がった。
すぐ帰るのかと思えば、何故かショッピ君も一緒に俺の家に上がってくる。
「兄さん、『今度も』って財布からパクってたの気づいてました？」
「ああ、俺が動けないのを良いことに楽しそうにお札を抜いてたなぁ…？」
本気で俺が怒ってないことが分かってなのか、それとも俺が全く怖くないのか、ショッピ君は「いやー、今日の兄さん一段と面白かったですから。」と言っては、余裕そうにニコニコと笑っている。
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スイコン - 私もsha受け大好きです!小説かけるのが凄すぎるのであこがれます(*´ω｀*)これからも更新待ってます! (3月9日 9時) (
レス) id: 101a9efed5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - みんな大好き保存箱さん» わ、同志の方ですか…？そうなんです…好きすぎて辛い…。お話のシチュ、僕の性癖なんで同じ性癖ですね！← sha総受けですね？久しぶりに総受け書くので不安ですが、了解しました！ (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - ただの人さん» そうなんですよ…！二人共可愛いというイメージがあったので、そこから抜け出せなかったです…！喜んでいただけて良かったです！！ (2023年2月6日 22時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
みんな大好き保存箱 - （ut×shoいいですよね…お話のシチュめちゃくちゃいいし………）………リクエストよろしいですか？……sho総受けが少なすぎて地底を這いつくばっているんです。 (2023年1月31日 21時) (レス) id: fe795c33ba (このIDを非表示/違反報告)
ただの人(プロフ) - リクエストの方ありがとうございました…🥹いやマジでやっぱショッピくんもだいせんせーも可愛いですよね…うつしょぴの供給ありがとうございます…ごめんなさい、しばらくサイトを開いてなかったので更新に気付けず…こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2023年1月14日 17時) (レス) @page22 id: 28d0277656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちあ | 作成日時：2022年9月19日 18時
