続き ページ40
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shaside
なんやねん、ほんま。
少し落ち着いた後は、思いっきり彼に抱きついてしまったことが恥ずかしくて。
いや、勿論もっと前からずっと抱きついてはいたのだが。
俺の高鳴ってた鼓動まで、ちょっと怖くて震えていたのまで、今ので全部気づかれた気がした。
「ゾム、お前もっと安全運転しろや…。」
ドキドキしているのに気づいてない、なんて、自分さえも騙そうと平静を装って彼に話しかけてみる。
すると、彼は今日一番嬉しいことがあったような口ぶりで心底楽しそうに笑った。
「いやぁ、シャオロンが可愛くて！しゃーないやろ！」
「はぁ？？」
「だって顔赤くしながら、心配そうぎゅって掴んでたらいじめたくなるやん。」
「な、何言ってんねん、お前見えてないやろ！」
動揺を隠せていないことは自分でも分かる。
でも、自分から赤くなってたなんて肯定出来るはずなかった。
「いや、見えとったで、ほら、ここから。」
そう言って彼が目線を合わせた先には、後方を確認する用のミラーがあって、俺の方からようやく、彼の顔が見えることに気づいた。
…ということは、彼からも俺が見えているわけで。
鏡の中の彼とばっちり目が合うと、また顔がカァッと熱くなった。
一部始終全部見てたってこと？
なぜ自分でも気づかなかったのか分からない。とりあえず気づかなかった過去の自分を殴りたい衝動にかられるが、なんとか飲み込んだ。
「最後にちょっとスピードあげただけで顔真っ赤になってたやん。そんな距離近いのドキドキするん？」
「…っ！」
図星だと人はこんなに隠すことが出来ないのか。
あぁ、ほんと恥ずかしい…！
「うるさいわ、あほ。」
彼に悪態をついているのに、まだ俺の顔が赤いのは彼も知っているだろう。
俺は、仕返しというように、先程よりももっと強く彼を抱きしめる。
それを見て彼は満足気に微笑んだ。
道の先には目的地となる本屋がようやく見えていた。
彼との二人乗りは、短くて、長かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
め、迷走した。
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あーちあ(プロフ) - ゆぽさん» ゆぽさん、コメントありがとうございます！sha受けかわいいですよね〜！(>ω<) (2022年11月3日 11時) (
レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽ - 初コメ失礼します。今、シリーズを全部見させてもらってます。shaちゃん受け大好きなので、すんごく嬉しいです‼ (2022年10月31日 8時) (レス) @page23 id: 07932f3154 (このIDを非表示/違反報告)
色怕(プロフ) - あーちあさん» 大丈夫です！！ありがとうございます！ (2022年4月8日 19時) (レス) id: 786b3b0688 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - 色怕さん» 色怕さん、コメントありがとうございます！zmshaですね！分かります！！sha受けいいですよね〜！！！ここのお話はすでに一杯なので、ぱぁと6での更新になりますが、大丈夫でしょうか？ (2022年4月7日 15時) (レス) id: 89bdb2b3c8 (このIDを非表示/違反報告)
色怕(プロフ) - 初コメ失礼します！sha受け大好きなので最高でした！よかったらzmshaを書いていただきたいです..!! (2022年4月7日 15時) (レス) id: 786b3b0688 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちあ | 作成日時：2021年1月22日 7時
