シェアル物語 (ページ8)

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心配　アルルside ページ8

日が落ち、暗くなり始めたころ、アルルの家には、カレーのいい匂いが漂っていた。

今日は仕方なく、アルルがカレーを作った。

カレーが運ばれてからというもの、カーバンクルは休まずにカレーを吸い込んでいる。

しかし、アルルは窓を眺めるだけであまり食べていなかった。

かー君「ぐぐーっぐっぐぐぐぐ？」

カーバンクルが心配そうにアルルを見つめる。

それに気づいたのか、アルルはカーバンクルのほうを見た。

　 ―余計なお世話だ―

なんて、言われても,,,と、アルルは考える。

アルル「大丈夫,,,ただ、ちょっと,,,シェゾさ、あんなケガしてるのに、ご飯とか、
　どうするのかな,,,？って、思っただけ。」

はぁぁ,,,と、ため息を吐きつつ、カレーをぱくっと食べた。

アルル「あのさ、カーくん。あのへんたいのところに行ってもいい？右肩があの状態でご飯とかさ、
　無理じゃん？このカレー持って行ってあげたいんだよ。」

かー君「ぐっぐー！」

アルル「ありがと。じゃあ、いこっか。」

アルルとカーバンクルは、夕日シェゾの下、あの洞窟までかけていった。