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人が、足りない。 シェゾside ページ42
寒さに震えつつ、シェゾは急いで近くのタオルをつかむ。
利き手(左手)が折れてなくて良かったと、シェゾは心底思った。
それでもなお寒く、静かに耐えていると。
かー君「ぐーっぐぐぐぐぐー」
カーバンクルが、アルルに向かって叫んだ。
何事かと訝しんでいると、アルルがバッと飛んできた。
アルル「シェゾが何だか寒そうだって!?本当だ！ごめんシェゾ！ファイヤーっ」
一気にまくし立てると、アルルは近くにファイヤーを出して、シェゾに近付ける。
程よい暖かさが、シェゾを包む。
シェゾ「あぁ,,すまない」
アルル「うぅん。気付かなかったボクが悪いんだ。うーん。ボクだけだと異変に
気づけないかもなぁ。皆を呼んでくるよ。」
シェゾ「,,,分かった。」
渋々、といったように返事をする。
アルルは頷くと、カーバンクルがを連れて洞窟を出ていった。
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作者名：アスルル | 作成日時：2023年5月31日 7時
