シェアル物語 (ページ25)

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どんぐりガエル　アルルside ページ25

冷たい風が、アルルの頬を撫でた。

アルル「ううん...」

アルルが目を開けると、そのに、殺風景なシェゾの部屋がった。

そして、前日の出来事を思い出し、ため息をつきつつ、時計を見た。

アルル「はああっ... って今五時朝の五時...?」

アルルは、早起きしすぎたかと思ったが薬草でも取りに行くかと気を取り直した。

そして、いつもより少し薄暗いナーエの森に向かっていった。

アルル「外は寒いなぁ。まぁ、シェゾの洞窟も対外だけどね。」

そう言いつつアルルは業草を掴んでいく。

とある草の茎を手に持ち、捻じる。と、液体がじわぁ... と、染み出てくる。

アルル「これが、確か痛み止めになって... こっちのお花が、消毒に...」

と。

どんぐ「ケロケロ～ン♪(ドングリガエルです)」

ドングリガエルが、ひょこひょこ飛び跳ねつつ、アルルに近寄ってきていた。

アルルは、シェゾが可愛いものが好きだっけ？と思い出す。

アルル「あ!ちょうどいいや。あのねシェゾが怪我をしちゃったから、キミのかわいい歌声で癒してあげてくれる?」

どんぐ「ケロッケーロン。ケケケケッケロケロー!」

アルル「あはは。へんたいを癒すのは乗り気じゃないけど、仕方ないからやってあげるって?ありがとう!じゃあ、こっち来て。」

アルルは、ドングリガエルを連れて、シェゾの洞窟に戻った。