シェアル物語 (ページ19)

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看病　　シェゾside ページ19

アルルは、シェゾを連れてシェゾの洞窟に戻ってきた。

丁寧な手つきで両足に包帯を巻いていくが、新たなけがを見るたび、うっ,,，と目を伏せた。

アルル「,,,シェゾ。ほんっとに心配したんだからね。大丈夫？最近、何かおかしいよ。」

いわれるまでもなく、自覚はしている。とシェゾは、心の中で呟く。

もちろん、声には出していない。

シェゾ「,,,,,,,,」

アルル「薄いカレー(具なし)作ったから、食べて、体温めて。ほら、どうぞ。」

シェゾは、やれやれ。またカレーかよという風な顔をしたが、

カレーを飲んだ瞬間、その表情は吹っ飛んだ。

シェゾ「！！？,,,うまっ,,,おい、アルル。お前こんなに料理上手だったか？」

思わず声に出していて、更に、ぐっと身も乗り出していた。

彼の料理魂に火が付いたようだ。

アルル「いや,,,ボクは、カレー専門だから。」

シェゾ「あぁ、納得した。」

アルル「で、シェゾは何であそこのダンジョン行ってたの？」

シェゾ「,,,,,,,,」

シェゾ「(急に痛いとこついてくんなよ)」