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「実は──
さっきの人、実は真下の階に住んでる方みたいで…
だいぶ酔ってて降りる階間違えてたみたい。
それに今朝奥さんと喧嘩しちゃったから
奥さんがわざとロックをかけて、自分を閉め出してるんだと思ったんだって。
すごく反省してたから、もう大丈夫だよ」
「そ、そう…なの…か…」
「それよりも…やま」
ゆーとの声が少し低くなり、優しい声色から不機嫌そうな声色に変わる。
「こんな事態なのに、どうして帰ってくるな、なんて言ったの？
1人で何とかしようと思ったの？
今回は下の階の人だったから良かったものの
もしストーカーとかだったら──
「だって！！！
だって…今大事な時期だし、怪我して欲しくなかったし万が一、裕 翔になんかあったらって……」
「やま…それは俺も一緒だよ。
心臓が止まるかと思ったんだから…。」
「裕 翔…ごめん。
でも俺は受け止める側だからと言って、全部裕 翔に守って貰おうとは思ってない。
俺も男だから、大切な人を──裕 翔を守りたいんだもん」
「やま…」
「でも、さっきはありがとう。
凄い怖かったから…裕 翔が助けてくれたから、耐えられたんだと思う。
…ううん、裕 翔だけじゃないね」
りょーすけとゆーとの目線がボクへ移る。
「翔、ありがとう」
えっ、ボク何もしてないよ？
ただ威嚇するしか出来なくて、結局りょーすけを泣かせてしまった。
「翔──。
俺との約束をちゃんと守ってくれたんだね。
やまを…涼介を守ってくれて、本当にありがとう」
ゆーとの手が僅かに震えていた。
それだけりょーすけの事が、心配でたまらなかったんだろう。
震える手から、そんな気持ちが溢れ出てきた。
あんな事しか出来なかったけど
ボクはしっかり守ることが出来たんだろうか。
…でも2人の安心した顔を見たら、ボクもこれから頑張っていこうと思ったよ。
その日の夜、2人は隙間を作るのを許さないかのようにギュッと抱きしめ合って深く眠った。
今日くらいは2人の時間を過ごして貰おうと
ボクは自分からゲージの中に入り、一夜を過ごした。
ボクが守ってあげるよ
(りょーすけのことも、ゆーとのことも、そして2人の時間も)
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私の実体験を元に、少し脚色して話を作ってみました。
本当に恐怖でしたね…。
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のん - あーこんさん» こちらこそワガママ言ってすみません汗 楽しみにしてます！ (2019年1月10日 19時) (
レス) id: 104d3e0cd6 (このIDを非表示/違反報告)
あーこん(プロフ) - のんさん» コメント&リクエストいただきまして、ありがとうございます！こちらは基本的に本編だけを載せようと思っているので、短編集の方で書かせていただきます！ 時間は掛かってしまいますが、よろしくお願いします。 (2019年1月5日 16時) (レス) id: a5a54f1026 (このIDを非表示/違反報告)
のん - このお話すごく好きです！リクエストいいですか？山田くんが大ちゃんや知念くんとラブラブしてて、それに嫉妬する裕翔くんと翔くんを書いて欲しいです！ (2019年1月4日 1時) (レス) id: 104d3e0cd6 (このIDを非表示/違反報告)
千優(プロフ) - あーこんさん» 返信ありがとうございます！ずっと応援してます！お忙しいとは思いますが頑張ってください！！ (2019年1月3日 22時) (レス) id: 23acac5f18 (このIDを非表示/違反報告)
あーこん(プロフ) - 千優さん» お待ちいただきまして、ありがとうございます！更新が遅くなってしまいますが、これからも応援してくれると嬉しいです(^^) (2019年1月3日 22時) (レス) id: a5a54f1026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーこん | 作成日時：2018年11月4日 11時
