ゆーととりょーすけといっしょ 【ytym】

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──さて。
ここまで【知 念】くんが現れてない。
一体誰なんだ……っ！









「ほら、次俺たちだよ。知 念も挨拶しよう」







っ！？
【知 念】だと…っ！？









「よろしく、翔」
「よろしくね。こっちが知 念で、俺が圭人だよ」









とうとう宿命のライバル・【知 念】くんとご対面を果たした。









………。

ボクが想像していた【知 念】くんは
ゆーとみたいに長身でカッコいい人なのかと思っていた。









だってりょーすけが大好きなゆーとは
背が高くてイケメンさんだから……。









きっと【知 念】くんも負けないくらいの魅力で
りょーすけを誘惑してるに違いない！
って思ってたんだ…。









だけどいざ現れた【知 念】くんは
イメージとだいぶ違い、りょーすけに負けないくらいキュルンと可愛い顔をしていて
ボクと同じように小動物感のある男の子だった。









ま…まさかの…
こっちタイプだったのか…！？









「ほら、翔可愛いだろ？」
「まぁね。…でも、ボクの方が可愛いでしょ？」
「ふふふ…はいはい」







りょーすけはゆーとと別れると
【知 念】くんの所へ近寄り、いつもボクにしてくれるように頭をポンポンと撫でた。









う…うわきだぁーーーー！！！！

「ワン！ワンワン！」




「うん？翔、どうした？」
「………。」


撫でていた手を止めて、ボクに視線を向けてくれた。









が
すぐにりょーすけの右腕に引っ付き、ボクに自慢するように視線を移す【知 念】くん。
微かに”ふふふ”とほくそ笑んでいたように見えた。









わ…分かってやっているーーーー！！！！！







「ワンワンッ！ウゥ〜〜！！」
「翔どうしたのさ〜…あ、裕 翔が恋しくなっちゃった？
裕 翔ー？ゆーてぃー！！」
「はいはーい？」








奥から現れたゆーとは、既に衣装に着替えており、メイク用のケープを被ってスタンバイしていた。









「翔がなんか寂しくなっちゃったっぽい」
「じゃあ俺と一緒にメイクしようね〜！おいで〜！」








りょーすけの手からゆーとの手に渡り、無情にも奥の部屋に連れて行かれる。


チラリと2人の様子が見えたが、ソファに座ってイチャイチャしていた。
　
　
　
　
　

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