☆９ もう一人の弟 夏美side ページ4
あ｢夏美ぃ。いる??｣
ドアの向こうからAの声がする
夏｢何か用かしら??｣
そう言いつつ私はドアを開けAを部屋に入れる
あ｢あのね、あたしもう一人弟がいたんだ｣
夏｢え？そうだったの？｣
あ｢うん。――って言うんだけど安否を調べてほしいの。確か海の事故のん１ヶ月前だったかな。養子に出されてね。それから全く会ってなくて…｣
こんなの頼めるの夏美しかいなくて…
とすまなそうに笑う
夏｢…それは心配ね。わかったわ調べてみるわね｣
あ｢ありがとー。夏美。いつも迷惑かけてごめんね？｣
しゅんって小さくなるA
ありがとうは私の方なのに…
夏｢いいのよ。あなたの力になれて嬉しいのよ？｣
あ｢…うん。夏美…優しいね｣
違う
私はAのおかげで色々と素直になれたのよ？
あなたがここに来てくれたから心を開けたの
だから私は恩返しをしているだけなのよ？
Aの方がこんなにも気を使うことないのに……
夏｢あなたの方が優しいと私は思っているわ｣
けどAはすまなそうに笑うだけ
どうしてそんな風に笑うの？
小さい時から少しだけAとは会った時があった
その頃からAは優しい
土手で転んだ私に優しく声をかけてくれた
“大丈夫？”
って
いつものまるで向日葵(ﾋﾏﾜﾘ)が咲いてるような笑顔で
明るくて全く陰りのない笑顔
私は昔も今もこの笑顔が大好きなの
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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初音ミク - とても面白くて素敵な小説ですよ！私が今まで読んだ小説より凄いです (2015年9月19日 14時) (
レス) id: 5429484375 (このIDを非表示/違反報告)
桜禾(プロフ) - 基山ﾕｷ様>>お読みくださってありがとうございます☆気に入ってもらえて嬉しいです(/ω＼*)駄作の神ですのであしからず(笑)頑張って更新しますっ (2012年2月12日 8時) (携帯から) (レス) id: 0784c21306 (このIDを非表示/違反報告)
基山氷麗(プロフ) - はじめまして！この小説面白くて好きです^^続きが楽しみです！更新は大変だとは思いますが頑張って下さいね!! (2011年12月26日 18時) (携帯から) (レス) id: d52197bb2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜禾 | 作成日時：2011年12月17日 10時
