HiB学園1年3組 (ページ12)

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那須「…という訳で、TravisJapanの皆さんがここを引越しされたからここを今日から使えることになります。」
浮所「やったぁ～！！」
音城「なんで私が此処に…」
川崎「だ、大丈夫ですか？」
猪狩「通常運行なんで大丈夫っす」
本高「まず何からすればいいですかね？」
作間「荷物はだいたい持ってきたんだけど…」

ぶつぶつと文句を言うものや荷物の置き場に困るもの。
それぞれがなかなかに個性がつよい生徒会ができあがったようだ。

会長の那須がお誕生日席、
那須からみて右1列に浮所、川崎、音城
左1列に本高、猪狩、作間という並びである。

それぞれ本を並べ…筆記具や道具を並べ…黙々と作業をする。

川崎「そういえば僕、自己紹介してなかったよね川崎皇輝です高等部から入った1組です！」
本高「あっ、僕も、高等部からの、4組の本高克樹です。」
作間「2人以外3組だもんね～」
川崎「3組たのしそうだよね笑」
音城「1組もたのしいって聞くわよ、二十何人もいて」

そんな話をしながら荷物を出し終えた訳だが。
それぞれの机の個性が強すぎるのだ。

那須の机には理数系の本が並び、筆箱にはナスのキーホルダーがついている。

一方の浮所、文系の本が並べてある他、うしろにテニスの大きなラケットバッグが置いてある。

そして川崎の席、綺麗に会計道具が並べてあり、きっちりとしている。携帯の画面には、弟からの連絡が映る。

音城の席は非常に無機質である。筆箱と数枚のメモ用紙。
それとは逆に作間の席は物が多い事がわかる。だがしかし、綺麗に整頓されており"なんでも屋"という言葉が相応しいのではないだろうか。

本高の席は理数系の本が並んでいるが、よく見ると楽器に関する本が挟まっているのがみえる。

問題は猪狩の席。美味しそうなお菓子と漫画が置いてある。

音城「あんたそれ…」
猪狩「なにか？」
音城「なんでもないです」

那須「さ、作業しようか。」