小悪魔王子は私の上司２( C.Yuri )

小悪魔王子 ( 63 ) ページ14

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…ボクだってオトコだもん



そんなこと、言われなくたって知ってるよ。

だから好きなんだもん。知念さんのこと。



その言葉の意図がよくわからなくて、頭にはてなマークを浮かべていると、





侑李 「 僕のこと振り回すなんて何万年も早いよ 」





そういって、近づいてくる知念さんの顔。



人影に隠れているとはいえ、ここは会社の一角。



バカな私にだってわかるよ、

今の状況がダメなことくらい。





近く知念さんを力づくで抑えようとするけど、やっぱり男の子で。



バシッと腕を掴まれて、きゅっと口角を上げて怪しく笑う知念さん。





侑李 「 ………生意気、 」





私の努力も水の泡。



呆気なく、奪われてしまった私の唇。



それも今の知念さんには余裕がなくて。

ちゅっちゅって、離れたかと思えばまた重なる。



欲を埋めるためだけ、みたいな。そんなキス。






A 「 ちね、…さん、…やめましょ？ 」


侑李 「 やだ 」





荒っぽい知念さんからのキスが止まることなく、続けられて。



よく見る少女漫画だと、この流れって……





やばいよね？！？！





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