◎40 ページ40
.
「、っ樹…」
彼の名前を呟くと、
「また泣いてんの?」
なんて、言われた気がして。
彼に抱きしめられてる感覚で。
あれ、私、ついに可笑しくなっちゃった。
そう思えば思うほど力は強くなってく気がした。
「泣くなって、なあ、A」
上から降ってくる言葉に、顔を上げる。
可笑しくなんかなってなくって、
ほんとに樹がそこにいて、
そっと涙を拭われる。
「なんで、いるの、?」
「Aが泣いてたから」
あんな声聞いたら帰れないよ、
って大きな手で頭をなでる。
追い出したのは私なのに。
「あ、あとすぐに鍵かけないと危ないよ」
また親みたいなこと言って。
きっと 誰よりも私のこと心配してくれて、
見てくれる彼だから。
109人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
憂 雛 .(プロフ) - 千明さん» こちらの作品のコメントは全て削除させていただきます。他作品で荒らされた分に関しては、違反報告をさせていただきます。 (2018年2月13日 21時) (レス) id: 96ea704e38 (このIDを非表示/違反報告)
千明 - 管理人さん あたし 一生 お前の事 恨んでやるから。 (2018年2月13日 21時) (レス) id: 4edceca798 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - この作品おもしろくて更新が楽しみだったし、めっちゃよかったです!続編か樹くんメインのお話できたらまた読みたいです!おつかれさまでした!! (2017年5月16日 17時) (レス) id: bcf8818214 (このIDを非表示/違反報告)
憂 雛 .(プロフ) - クロシアさん» 間違えてつけてしまっていたみたいです。すいません。今後気をつけます。ご指摘ありがとうございました。 (2017年3月2日 20時) (レス) id: 96ea704e38 (このIDを非表示/違反報告)
クロシア - この作品は、実在する人物の名前が使われた作品です。オリジナルフラグを外してください。場合によっては違反報告されてしまいます。棲み分け宜しくお願いします。 (2017年3月2日 17時) (レス) id: aa524e2443 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:憂 雛 . | 作成日時:2017年2月26日 20時