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「 ─── … サラちゃん、これ二人だけの内緒だよ ? 」
─── うん、わかってるよAちゃん 。
星川は、何も言わない 。
きっと一生憑いて廻るだろうから 。
きっと受け止められないだろうから 。
元からAちゃんが何か悩んでることぐらい分かってた 。
星川そこまで鈍感じゃないしね 。
無理して笑顔を作ってサラちゃん、なんて呼ぶAちゃん 。
苦しそうで、つらそうで、泣きたそうで 。
でも心配かけたくなかったんだろうなぁ 、
抱き締めちゃったのは、内緒だよ?
だって、Aちゃんがどっか遠くにいっちゃいそうだったから 。
でも星川、Aちゃんとなら地獄でもランウェイ出来ちゃう !
『 ─── 待っててね、Aちゃん 』
そう小さく呟いて踵を返す 。
ここにいたら剣持先輩達に怪しまれるし、めんどくさいし 。
早くここから離れちゃお 。
そう思い、急ぎ足で長ったらしい廊下を歩く 。
歩いていた 。
─── 筈なのに 。
『 … ねえ、なんで星川以外の足音がするの ? 』
先程まで誰もいなかった廊下 。
でも星川以外の人はいないから足音は当然一人分 。
なのになんで、二人分もあるの ?
手が震える 。
意を決して後ろを振り返った 。
─── … 暗転 。
【 秘密保持者 : 星川サラ 】
地獄のランウェイ 。 ページ3
.
『 ( ─── やっっっばい、変なところに居合わせちゃった ) 』
収録が終わって、自販機で何か買おっかな〜、なんて考えてて 。
そしたらたまたま剣持先輩達がいるんだもん、星川びっくりしたよ 。
でも剣持先輩も一緒に話し込んでた叶先輩も葛葉先輩も 。
みんな、すごく深刻そうで 。
─── 今にも、死んでしまいそうなくらい 。
きっと、Aちゃんのこと話してるんだろうなぁ、なんて思いながら自販機に映る自分を見つめる 。
だって星川のとこまで警察来たし 。
剣持先輩はAちゃんとすっごく仲良かったし 。
葛葉先輩達もよくコラボしてたしね 。
─── うん、わかってるよAちゃん 。
星川は、何も言わない 。
きっと一生憑いて廻るだろうから 。
きっと受け止められないだろうから 。
元からAちゃんが何か悩んでることぐらい分かってた 。
星川そこまで鈍感じゃないしね 。
無理して笑顔を作ってサラちゃん、なんて呼ぶAちゃん 。
苦しそうで、つらそうで、泣きたそうで 。
でも心配かけたくなかったんだろうなぁ 、
抱き締めちゃったのは、内緒だよ?
だって、Aちゃんがどっか遠くにいっちゃいそうだったから 。
でも星川、Aちゃんとなら地獄でもランウェイ出来ちゃう !
『 ─── 待っててね、Aちゃん 』
そう小さく呟いて踵を返す 。
ここにいたら剣持先輩達に怪しまれるし、めんどくさいし 。
早くここから離れちゃお 。
そう思い、急ぎ足で長ったらしい廊下を歩く 。
歩いていた 。
─── 筈なのに 。
『 … ねえ、なんで星川以外の足音がするの ? 』
先程まで誰もいなかった廊下 。
でも星川以外の人はいないから足音は当然一人分 。
なのになんで、二人分もあるの ?
手が震える 。
意を決して後ろを振り返った 。
─── … 暗転 。
【 秘密保持者 : 星川サラ 】
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うか(プロフ) - はぁぁぁぁぁ−好きッッッッッ (11月27日 17時) (レス) @page6 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な る せ 。 | 作成日時:2023年10月29日 19時