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Aside*
ガラカラ
蘭「(あ、上がってきた……って格好…)」
『頼んでないですけどお風呂ありがとうごさいました。』
蘭「おう……」
『あの、執拗に見ないで貰っていいですか?』
蘭「……やっぱり可愛いね、俺の選択は間違ってなかった」
『……は?』
蘭「花恋ちゃん、俺の女にならない?お金はあるし、一生不自由なく暮らせるよ」
『そのお金も沢山の女の子を売ったお金なんでしょ?』
蘭「そうだよ」
『それに、好きでもない人とお付き合いするほどお人好しじゃないです。私。』
蘭「……(好きでもない…)へぇー可愛い顔して毒づくね」
『そうですか?私があなたのこと嫌いだからじゃないですか?私そんな器用なこと出来ないですし』
蘭「(嫌いか……)俺は君のために沢山尽くしてきた…」
『……尽くしてきた?』
蘭「お母さんの工場上手くいってるのかな?」
『え……なんで知ってるんですか?…あ、』
若い男の人がお金くれてん
前に母が言っていたことを思い出した。
『……お金くれた人って…』
蘭「……あーやっと、気づいてくれた??」
『でも私頼んでないです。そんなこと。』
蘭「頼んでないって俺がしてあげだんだよ?」
『してあげた…??勝手に私の事、親のこと全部調べて家まで行って、お金渡してって…それで私が喜ぶとでも?勘違いも程々にしてください。』
蘭「…は?」
『迷惑です。ハッキリ言って気持ち悪いです。』
蘭「………花恋ちゃんまでそんなこと…」
『興味のない人から向けられる好意ほど気持ち悪いものはないって言葉聞いた事ありません?
あなたは、私の事思ってしてくれたのかもしれないけど、私のこと考えてるってだけで虫唾が走ります。』
蘭「…結局こうだ……いつもいつも……」
『…ちょっと、何ですか!』
蘭「ふざけんなよ、殺すぞ?」
『……そんなままのあなたで誰かに愛されるとでも?』
蘭「は?」
グッ
『うっ……だから…誰かに愛されたければ、自分を愛せってこと…で、』
蘭「……自分を…」
クイッ
『はぁっはあっ…』
蘭「(チッ 調子狂うな)…やっぱ、殺すのはやめるわ、花恋ちゃん」
『……まぁ、何人も殺してるあなたのことなんか一生愛することなんで出来ませんけどね』
蘭「……」
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作者名:Chan | 作成日時:2020年4月14日 0時