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母「大丈夫やけど借金して、なんとか営業してたもんだから、借金取りも家に来てるの…」
『全然大丈夫じゃないじゃん』
母「Aに、電話したのは京都に戻ってこーへんようにっていう忠告。A戻ってきたら借金取りAの方狙いに来るから。絶対に来ちゃダメよ。」
『…うん、…お父さんは?大丈夫なの?』
母「うん、ハローワークで仕事探してる」
『そっか……私もバイト多めに入るわ!頼りになるか分からないけど送金もする!』
母「…ごめんねぇ…ほんと…」
『私なら大丈夫だから!お母さんもお父さんも元気でね!なんかあったらすぐ電話やで!早まったりしちゃダメだからってお父さんにも伝えといて!…』
母「…ありがとう」
プープープー
『(バイト入ると言ったもののどうしよう…)』
現状カフェのバイトだけでは到底送金など無理なことは分かっていた
色々考えながら中目黒を歩いていると…
スカウト「ちょっとお姉さん!ここでお仕事どうですか?」
『…何のお仕事ですか?』
ス「男の人とお酒飲むだけ!触りとかはないから安心できるよ〜!」
『(やっぱりこういうとこは良くないよな…)』
ス「お姉さん、大学生?」
『大学2年です。』
ス「試しに入ってみる?」
『そんな飛び入りで参加しても行けるもんなんですか?』
ス「お酒強い?」
『強い方だと思います。』
ス「じゃあ全然OK〜! 衣装持ってくるね」
『(こんなとこで働いてるのコブラさん達にバレたら…絶対に嫌われるなぁ…)
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このことが後々の事件の引き金になる事をAはまだ知らない
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ス「はい、どうぞ」
『(うわぁスパンコールギラギラ…こんなん着たことないし…)』
ス「Aちゃん、似合ってるよ!」
『あ、あの、名前バレるの嫌なので、、あ、源氏名を花恋でお願いします』
ス「了解!花恋さん入りまーす!!」
『(へ!もう!!??)』
『こ、こんにちはぁ〜今日から入りました!花恋です!!♡(何やってるんだろう…)』
客「花恋ちゃん、可愛いね何歳なの?」
『先月21になりました!』
客「若いっていいなぁ〜〜」
『そんな事ないですよお客さんもかっこいいです、大人の男性かっこよくて憧れますよー!!』
客「…ほんとに!?嬉しいなぁ」
『(^^)』
ス「(あの子案外やるなぁ)」
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作者名:Chan | 作成日時:2020年4月14日 0時