捌 花見 ページ9
甘露寺さんの提案で、
お花見に行くことになった。
少し頭を冷やしたかったから、丁度良いかな。
『そういえば、朝早く起きてお弁当を
作るって言ってたっけな。しのぶさんと
甘露寺さんだけじゃ、作るの大変だろう
し…。』
少し考える。
『わ、私も一緒に作ろうかな…。』
こんなに心がドキドキするのは、いつぶりだろう。
少し恥ずかしくて、ベッドにもぐった。
Aは疲れが溜まっていたのか、
いつの間にか眠りに落ちていた。
皆が夜にこっそりと、Aの様子を部屋に
見に来ていたのは内緒らしい。
チュンチュンと雀の鳴き声で目が覚めた。
Aは、急いで調理室に向かう。
『あの…おはようございます…。』
しのぶさんと甘露寺さんが、此方に気付き
おはようと返してくれる。
し「まだ寝てても良いんですよ?」
『えっと…その、何かお手伝いが出来たらなって…思って。』
二人は、予想外の言葉に顔を見合わせる。
「「喜んで!一緒にお弁当作ろう!!」」
『わっ。宜しくお願い、します。』
二時間ほどかかって、
柱全員分+炭治郎達の分と私の分のお弁当が
完成した。
お弁当作っている間に二人とは、色々な
お話をした。
この二人は、嫌いじゃない。
暖かくて心地良い。
そして、Aは全員に声をかけに行き
近くの山に出発した。
暫く歩き、花見がしやすい所を見つけた。
そこはとても幻想的で、なにより
『綺麗…』
思わず口に出てしまった。
それを聞いていた猪の頭?を被った伊之助が、
花より飯が食いてぇ。と返してきた。
皆思うことはバラバラみたい。面白い。
不死川さんが飯にしようぜと言い出したので
、しのぶさんがそうですね。と。
各々のお弁当を広げて食べ始めようとした
その瞬間、
「A、胡蝶、甘露寺、お弁当ありがとうな。」
と、小芭内さんが言った。
それに続けて、他の皆も言ってきた。
嬉しい気持ちってこういうことか…。
お花見をしながら、柱の皆さんと
炭治郎達とも楽しい話をたくさんした。
家族みたいで暖かかった。
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立坂ユキカ - 善逸とユキカ (2020年7月31日 23時) (レス) id: fceb44aa11 (このIDを非表示/違反報告)
立坂ユキカ - 妹がいる。殺された鬼に (2020年7月28日 11時) (レス) id: fceb44aa11 (このIDを非表示/違反報告)
立坂ユキカ - 妹がいる。殺された (2020年7月28日 11時) (レス) id: fceb44aa11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年8月18日 1時