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結局、俺と康二くんは同じベッドの上にいる。間には抱き枕があるけどね。
今日は、たぶん寝れない。
「おやすみぃ」
今すぐにでも寝そうな目で康二くんがこっちを見る。睫毛が震えてる。…可愛い。
あの後、自分の世界から帰ってきた康二くんは顔を真っ赤にしながら、これ壁やから!ラウールはこっから向こうな!って間に変な顔したネコの抱き枕を挟んだ。
でも、そのネコを康二くんは抱きしめてる。距離が縮まってるの分かってない?…ほんと、隙ばっかりだ。
「康二くん、」
もう寝たのかなって、試しに名前を呼んでみる。けど反応は無い。俺は、こんなにドキドキして寝られないのに。
「…好きだよ」
はやく俺を好きになってよ。
ベッドサイドの時計を見て、日付が変わってるのを確認した。今日、一回目の告白。
すると、んん、とネコをぐーっと押し出して、康二くんが寝返りを打った。ネコが、こっち見てる。
今は俺、康二くん、ネコって順番。…うん、俺悪くないよね。意味もなく変なネコに問いかけた。
目の前に来た康二くん。ちょっとくらいいいかな。ダメかな。うーっと呻きながら、自分のあんまり残ってない理性を固める。なのに、
「らう?」
寝ぼけた康二くんが俺を見た。
…ねえ、ほんとに、わかってる?
結局、我慢ならなくて俺呼んだ唇に一回、キスをした。
「あぇ?……ラウ!?」
康二くんが、悪いよね…
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麹(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!最近らうこじに惹かれ始めていたところこの作品に出会えてさらにらうこじが好きになりました!らうこじ作品中々ないのでとても嬉しいです。これからも頑張って下さい(^^) (2020年5月19日 16時) (レス) id: 76a0aeff3e (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結した後に申し訳ないのですがもしお時間がありましたら番外編などでラウールくんと康二くんのイチャイチャなど書いていただければ嬉しいです^_^素敵な作品に出会えてよかったです、ありがとうございました♪ (2020年4月16日 7時) (レス) id: 36201dd148 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年4月8日 12時