もうひとつの命【降谷零】

12話 ページ13

｢おはようございます、宮本さん｣

『ん？あぁ、おはよう風見』

ちらりと風見に一瞬視線を向けてもう1度パソコンに戻す。

｢今日早いですね、体調は大丈夫ですか？｣

『ん、まあまあかな、
風見も気をつけなよー？私から移されないようにね、』

｢もちろんですよ、
今日の分もう片付きそうですね、

いったい何時からいるんですか、｣

そう言えば、作業を初めてどのくらいだろう？

『んー、でも5時くらいからいたかな？』

｢そんなに早く！？｣

よし！私の分は終わった！
いまはなんかつわりも落ち着いてるみたいだし、

『風見資料まわして、手伝う』

｢ですが、宮本さんはまだ体調が、、｣

『大丈夫だって、頂戴。終わって暇なんだって、』

渋々、まわしてくれた。

｢無理は禁物ですよ？｣

『はいはい、』






…あれあら数時間たって、

『……、』

いつもの吐き気とかは無いもの腰痛や頭痛が酷い。
あまりの酷さにキーボード打つ速さも徐々に遅くなっていく、


次第には手を止めてしまった、


｢……宮本さん、顔色さっきより酷いです。
宮本さん早くに出勤したんですから、今日は定時で上がった方がいいですよ。手伝ってくださってありがとうございます。｣

『風見、……ごめん……』

｢降谷さんの言う通り、宮本さんは頑張りすぎなんです。
今日はもう休んでください、それも仕事ですよ！｣


『……ふっ、ありがとう
じゃあ今日はゆっくり休ませてもらうね、』

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