sourian

XIV ページ14

　

　


　

　


服屋に入った時のあの視線

ファーストフードの店に入った時のあの視線



　



　



　


　


『やっと気付いた？店での視線は全部瑞稀に向けられたもの、皆には俺の事が見えない。だから瑞稀が独り言話してるヤバイ奴に見られてたわけ。』

　


　


だからジュースも一口も飲んでなかったのか

　

　


　
でも、管理人は確か俺たちを見たはず..


　



　


　


　


いや、でも管理人は
確かに 夜道には気をつけてと言った
普通男二人で歩いて居てそんな事は言わないはずだ

　



　


　
『全部わかったみたいだね さすが瑞稀』



　


　


　



なんてまた此奴は笑って居る



　


　


「...昼部屋に居なかったのはやっぱり幽霊だから？」


　

『んーーー、それはちょっと違うかな』


　


「違うって？」


　

『姿を表すのも気力使うからあの時は気を消してただけ』

『ちなみにあそこ空き部屋だから俺は居るけど住人は居ないから昼は俺が開けたけど普段鍵閉まってるし』

　

「だって真上に住んでるって...」



『正確に言うと 住んでた なんだけどまだﾀﾋんだ人間ってバラすのは早いと思って、まさか部屋に来ると思わなかったよ』

　

　


　


　

何故だろう 驚きもあったがただただ体の筋肉が緩んだ気がした

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