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そこからは割とトントン拍子で彼の事を知れた
彼の名前は、瑞稀
自サ ツ願望があるらしい
俺の部屋の下に住んでる
いつも俺を見る目は冷たいし呆れたような表情ばかり
絶対笑ったら可愛いのにな、
なんて密かに思ってた
それから暫く、と言っても数日
瑞稀と沢山の思い出作りをした
瑞稀のため、は建前で本当は自分が楽しくて
誰かと話せる、コミュニケーションが取れる幸せを
感じて、
また明日瑞稀に会えるんだ、
なんて考えると今まで日にちの間隔さえ曖昧だった俺は 自分が生身の人だと勘違いしそうになる
でも、そんな幸せなんて続くわけもなく
自分の時間が迫ってる事、生身の人間の振りをする事、
それが障害で 、そろそろだ
なんて考えていたある日
案外すんなり瑞稀に俺の事がバレてしまった
最後の晩餐ならぬお菓子パーティーなんてこともした
俺は飲み食い出来ないけど瑞稀に無理矢理飲まされたジュースはほのかに味がした気がする
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作者名：a, | 作成日時：2019年9月22日 2時
