番外編1 ページ31
『竜胆さん、大丈夫…？』
私の実家を2人で一緒に出ると、用意しておいたタオルを渡す。
「おぉ、さんきゅ。」
竜胆さんは頭から水をかぶってずぶ濡れだ。
『うちのお父さんがごめんね…。』
「いや、分かってた事だからな。」
そう言ってタオルで体を拭く竜胆さん。
竜胆さんからのプロポーズを受けてから4ヶ月程が経つ。
結婚の挨拶に私の実家を訪れた私達だが、案の定、父はガチギレ。
お前に娘を幸せに出来るわけがない！と竜胆さんにお茶をかける始末だ。
そして4ヶ月間毎週私の実家に通っている。
家に入れたのは最初の一回目だけで、その後は玄関で門前払い。
塩だったり水だったり、かけられる。
駆け落ちしちゃおうかなんて言ったけど、俺と一緒になるから親と縁切れるのは違えだろって竜胆さんは断固として譲らなかった。
その言葉に、めちゃくちゃときめいた訳ですけど。
「俺、諦めねぇから。認めてもらえるまで、何年だって挨拶に行く。」
そう言って笑う彼は、誰よりもかっこいい未来の旦那さんだ。
それから私がいない日でも毎週欠かさず会いに来る竜胆さんに、少しずつ父も心を開いていった様で。
今日はお義父さんが玄関まで入れてくれたと少し嬉しそうに話す彼。
通い始めて1年が経つ頃には、ご飯を一緒に食べる様になっていた。
「お義母さん、煮物めっちゃ美味いっす。Aが作る味と同じだ。」
「あら本当ー？いっぱい食べてね！」
『私のご飯基準なの？』
面白くて笑っていると、父が箸を机に叩きつけた。
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名無し(プロフ) - 葉月さん» 葉月さんコメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉😭私も灰谷兄弟が好きで、次の新作は蘭ちゃんで書こうかなと思ってます…！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (
レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - まよさん» まよさんコメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました！続編は検討中ですが、この先のお話も書きたいものがありまして、番外編を書こうかと思っております🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 鮭るすさん» 鮭るすさんコメントありがとうございます！作者も竜胆さんと別れる時は泣きながら書きましたw自分の作品で泣いてくださる方が居るというとは幸せです😭最後までお付き合いいただきありがとうございました！新作ができたらまたぜひ🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - I’m海月さん» I’m海月さんコメントありがとうございます！涙して下さったんですね…作者として本当に嬉しいです😭お気遣いありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ATR214YSさん» ATR214YSさんコメントありがとうございます！無事完結いたしました！最高だなんて嬉しいです😭最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました！🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年10月13日 12時
