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『なんで掃除なんだよ〜！』
「え、なにAちゃん
機嫌悪いの？」
あの呼び出しの後、
北斗くんがどんな顔で戻ってきたのかは知らない。
なんだか見たくなくて
授業が始まってもずっと机に顔を伏せてたら
また先生に怒られちゃって、
松村またかよ
って言う北斗くんからのラインも返せなかった。
放課後も北斗くんの横は通らないで
中庭まで来た。
『え、ジェシーくん
なんでホウキ？』
「あ、これ？
Aちゃんに話しかけた後
集中しろって先生に怒られて掃除」
『え、ごめん。わたしのせい、
じゃないか』
「いや、Aちゃんのせいだと思う」
『なんで？』
「あんな時間に通るから」
『本当に。
わたしも想定外』
先生のせめてもの優しさなのでしょうか。
2人で中庭をテキトーに掃いてる。
掃いてるっていうか
もはやホウキをただ左右に動かしてるだけ。
「あれ、北斗じゃん」
『え、』
「ほら、あそこ」
ジェシーくんが指さした先には
北斗くんとさっき呼び出してた女の子が居た。
『さっき北斗くん呼び出されてた』
「まじか〜
さっそくモテてんのか北斗は」
『やっぱり北斗くんモテるよね』
「あれ、別れた！
ほら！Aちゃん、行こ！」
『え、なにしに？』
「ちゃかしに」
あまりに真顔で言うもんだから
びっくりして固まってたら
ジェシーくんに手を引っ張られて
北斗くんの方まで連れて行かれる。
「北斗！」
「え、お前ら2人して掃除してんの？」
「そうそう。
で、なにしてたの？」
いや、完全に一緒に見てたじゃん！
よく聞けるな、なんて思うけど、
そうだ、
ジェシーくんは今
北斗くんを茶化しに来たんだった。
「別に」
「付き合ったの？」
「いや、見てたのかよ」
「見てたって言うか、見えた。
ねえ？」
「ていうか、
お前らいつまで手繋いでんの？」
そう呆れた顔で言う北斗くんに見せつけるように
ジェシーくんが急に繋いでる手をあげてきたなって
思ったら、
「仲良し！だはははは！」
って、アメリカンな笑いをぶちかましてる。
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moco(プロフ) - やんやんさん» 二周もして頂きありがとうございます！そう言ってもらえると本当に嬉しいです！！ (2021年2月24日 0時) (
レス) id: d5158f0c68 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - あいさん» 今更ですが。。たくさん読んで頂いてありがとうございます！とても嬉しいです(TT) (2021年2月24日 0時) (レス) id: d5158f0c68 (このIDを非表示/違反報告)
やんやん(プロフ) - 読むの2回目なのにキュンキュンして泣いちゃいましたー！笑笑ほんと好きすぎますこの物語(*^o^*) (2021年2月13日 18時) (レス) id: 50d0447a08 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 投票1回じゃ足りない。好きすぎて何回も何十回も読んじゃう三十路。 (2020年11月7日 23時) (レス) id: f554bba6ab (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - mmmさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*'▽'*)今日更新したのでよかったら読んでいただけたら嬉しいです！！ (2020年10月16日 22時) (レス) id: 73fd84b0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moco | 作成日時：2020年8月23日 0時
