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．
．
『あ、そうだ！
北斗くん知ってた？』
「なにを？」
『ジェシーくんがもうすぐ誕生日だって』
「あー、そう言えばそうだったかも」
『なんかプレゼントあげようかな〜』
「なにあげんの？」
『んー、ジェシーくんって何が欲しいと思う？』
「わかんね」
『あ、そう言えばさあ』
「話コロコロ変わるな」
『ジェシーくんの誕生日の1週間後って
わたしの誕生日なの』
「え？」
『18日』
「え、待って。俺も18」
『え、6月？』
「そう」
『え、待って、一緒じゃん』
「ビビるわ」
『え、じゃあさ！
一緒に過ごそうよ！誕生日！』
「え、」
うわ、出た。嫌な顔。
ん？嫌な顔？
え？なにこの顔？
『新しい顔だね』
「アンパンマンみたいに言うなよ」
『北斗くん！新しい顔よ！』
「うぜえ」
『え、北斗くんが振ってきたんじゃん！』
「振ってねーわ！」
『本当、北斗くんと居るとハメられる』
「自分からハマりに来たんだろ」
『ねえ、そう言えばさあ』
「なに、また話変えんの？」
『なんでわたしの名前、
一切呼んでくれないの？』
「はい？」
『寂しいじゃん』
「呼んでないっけ？」
『ないよ、全然。
悲しいけど、苗字ですら』
「気づかなかったわ。
名前呼ばないでも会話成立してるし」
会話が成立するなら名前を呼ばなくていいって？
わたしゃ、どれだけ
北斗くんの名前を呼んでることか。
『いいんだよ、Aって呼んでくれて』
「……」
出た、無視！ここで！
『冷たいなあ』
そう呟けばチラッとわたしの方を見て
傘をさらにわたしの方に寄せてくれる。
いや、この流れで？
『北斗くん、
それってボケ？』
「なにが」
あれ、本気のやつ。
北斗くん、意外と天然？
『あ、家ここ』
「ん、じゃーな」
『ありがとう、本当に』
「おう」
そう言えばくるりと来た方向を戻って行く。
家、こっちじゃなかったんだ。
悪かったな。
A帰りはありがとう
A家、こっちじゃないのにごめんね
そうラインを送ってしばらくしたら、
北斗家ついた
北斗18日、どこ行きたいか考えといて
そう返事が来た。
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moco(プロフ) - やんやんさん» 二周もして頂きありがとうございます！そう言ってもらえると本当に嬉しいです！！ (2021年2月24日 0時) (
レス) id: d5158f0c68 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - あいさん» 今更ですが。。たくさん読んで頂いてありがとうございます！とても嬉しいです(TT) (2021年2月24日 0時) (レス) id: d5158f0c68 (このIDを非表示/違反報告)
やんやん(プロフ) - 読むの2回目なのにキュンキュンして泣いちゃいましたー！笑笑ほんと好きすぎますこの物語(*^o^*) (2021年2月13日 18時) (レス) id: 50d0447a08 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 投票1回じゃ足りない。好きすぎて何回も何十回も読んじゃう三十路。 (2020年11月7日 23時) (レス) id: f554bba6ab (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - mmmさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*'▽'*)今日更新したのでよかったら読んでいただけたら嬉しいです！！ (2020年10月16日 22時) (レス) id: 73fd84b0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moco | 作成日時：2020年8月23日 0時
