memories__① (ページ14)

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嫌いなのかと聞かれてはい嫌いですと素直に言えるほど私もまだ強くない。

別れてから来る裕太のLINEには全て適当に返していた。

付き合っていた頃はLINEが来たら常に100で返していた私が急に雑になったんだからそりゃ不審に思うに決まってる。

Aそんなことないよ〜

とりあえず否定はしないもののそもそも別れた時点で嫌いなんだよ気づけよと思っていた。

朝ごはんを食べたあとも明け方まで起きていたせいで二度寝して、またご飯を食べ、ダラダラ過ごしていたら1日が終わってしまった。

(今日も1日無駄にしちゃったな〜)

正直こんな日はよくあるものの今の私は課題に追われていてこんなことをしている場合ではない。

また今日も電話しながらやろうと思っているとまたLINEが来た。

裕太彼氏できたか?

………は？

死ぬほど意味がわからない。

あ、もしかして冷たい=彼氏できたからだと思ってる？

こっちは都合よく男と遊んでないんだよ自分と一緒にしないでくれと思いながらできてないと返信する。

正直めんどくさいしなんでこんな奴と付き合っていたのか今では本当に分からない。

LINEもブロックしてしまいたいけどそれができない自分の度胸のなさにつくづく悲しくなってくる。

奨電話いい?

なんでこの人はいつもタイミングよく連絡してきてくれるんだろう。

びっくりするほどタイミングばっちりな奨のLINEに驚いたが正直今は奨が1番の心の支えだった。