memories__① (ページ12)

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奨「もしもーし」

え、どうしよう。

声まで好きなんてことあるんだ…

奨「あれ、聞こえてる？」

『え！あ！聞こえてる！！』

奨「返事ないからびっくりしたよ笑」

『ごめん、！』

奨「Aの声、思ってた通り可愛い」

『え！ありがとう！』

奨「急に電話したいとか言ってごめんね笑」

『全然大丈夫！私も奨の声聞いてみたかったし、』

奨「なんか恥ずかしいな笑」

『えへへ笑』

奨との電話は楽しくてつい課題を進める手が止まってしまいそうになる。

BTSのライブに行ったときの話をしてくれて、会場で撮った写真も見せてくれた。

奨「今度ライブあったらさ、一緒に行かない？」

『え、行ってみたい！！』

奨「やった！」

そのあとも奨との話は尽きず、気づけば空が明けつつある。

夏だから日が長いのもあるけど、それよりも一晩中ずっと話していたことがすごくうれしい。

奨「こんなに話し込んじゃってごめん…

てかA今日は電話難しいって最初言ってたよね？

もしかして何かやることあったんじゃ、」

『あ、それは、、、花火大会に行って疲れてて！

今日は寝よっかな〜って思ってただけだから笑』

奨「じゃあなおさらじゃん！

もう休んだほうがいいんじゃない？」

『うーん、でも、、』

奨「どした？」

『もっと奨と話してたい、、』